キンダー・フィルム・フェスティバルで『小さなバイキング ビッケ』を観ました
8/22に娘さんとキンダー・フィルム・フェスティバル(調布会場)に行ってきました。
キンダー・フィルム・フェスティバルは青山と調布の2会場で計5日間開催される子どもの為の映画祭。ベルリン国際映画祭の児童映画部門「キンダー・フィルム・フェスト・ベルリン」を元にして、92年から日本で始まったそうです。
長編から短編まで色んな映画が上映されますが、今回気になったのがドイツ映画の『小さなバイキング ビッケ』。これは日本で74〜75年に放送されたテレビアニメを忠実に実写化した作品で、オリジナルであるスウェーデンのルーネル・ヨンソンの原作ではなく、あくまでも「アニメ版の実写化」というのがポイント。
どのくらい忠実になってるかというと、このくらい。
↓アニメ版のオープニング。
↓実写版の予告編。(埋め込み禁止なんでYouTubeで見て)
↓こんなのもあった。
各キャラクターのルックスから、鼻をこするビッケのクセ、帆船のデザイン、いいアイデアを思いついた時に背景に☆が出るところまで、まるっきり同じ!
満員の会場では子どもも大人も大受けで、結果的に今年のフェスティバルのグランプリ作品に選ばれました。今作は日本での劇場公開やDVD化の予定はないそうですが、超面白いのでぜひ検討して欲しいです。ちなみに監督は続編を製作中だそうです。
あと、今回の上映が特別だったのが、フェスティバルの実行委員長を務める戸田恵子さんらによる「ライブ吹替えバージョン」だったこと。つまりスクリーンの端から映像を観ながらライブで吹替えをやったわけですが、これが完璧で超すごかった。プロ声優ハンパねぇ。娘さんも楽しかったようです。
今回は1日のみ参加だったので3作品しか観られませんでしたが、上映作品の中には中学生以上向けとして、父親のDVをテーマにした短編『アングリー・マン』(今年の広島国際アニメーションフェスティバルでグランプリを受賞)といった重い作品の上映もあったそうです。こちらもちょっと観たかった。
整理券をもらうのに延々並ばされたりとか運営面での不満もありましたが、基本的にはとてもいい映画祭だと思います。来年も楽しみ。
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↓ドイツ版Blu-ray。リージョンがBかもしれないので注意。
Wickie und die starken Männer