恐怖(驚) - 『インシディアス』

ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め、一家は不安に陥る。


オフィシャルサイト


横浜で『インシディアス』を観ました。

insidious
形容詞
1)こうかつな,陰険な,油断のならない.
2)〈病気など〉知らぬ間に進行する,潜行性の.


直接的なネタバレではないと思うので書いちゃうけど、これほとんど『ポルターガイスト』じゃん。夫婦に子供が3人いて内1人が怨霊的な何かに連れて行かれて、霊能師のおばちゃんと凸凹コンビな助手2人がやってきてアレコレやる。ついには生肉まで出て来たんでびっくりですよ。もちろん、それだけってことはなくてオリジナルの展開は沢山あるんだけど、アレはオマージュってことでいいんですかね?よく分かりませんでした。


本作はその『ポルターガイスト』や『シャイニング』みたいに、「恐怖演出」でじわじわ怖がらせるというよりも、どちらかというと暗闇で「ワッ!」と脅かすタイプの怖さが主なんですね。だからちょっと卑怯と思いました。ただし、その驚きポイントが絶妙でほぼ毎回恥ずかしいくらいびっくりしてしまった私です...。完全に監督の手のひらの上で踊らされましたよ...。


色々あって最後はラスボスと家族が対決するんですけど、このラスボスがね、見た目が怖いのは怖いんだけど何か笑っちゃうところがあっておかしかったです。ラストは怖いのとおかしいのと半々だったなぁ。つか、あそこに住んでんの?普段何やってんの?


傑作ホラー映画とはいえないけれど、個人的には怖さを存分に楽しめたので良しとします。自宅のTVで観てもそこそこ怖いと思うけど、なるべく音響のいい大画面の映画館で爆音で観ることをオススメ。


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