クラフトワーク「3-D THE CATALOGUE」Blu-ray BOXを購入しました
クラフトワーク「3-D THE CATALOGUE」Blu-ray BOXを購入しました。
こちらは2012年から2016年にかけて行われたクラフトワークの過去の8枚のアルバムを8日間に渡って全曲演奏したライブをまとめたもので、CDやアナログレコード、曲が抜粋された編集版DVD/Blu-ray等様々なバリエーションで販売されました。今回購入したのは8枚のアルバム全曲を収めた3D/2DコンパチブルのBlu-ray4枚組と、236ページの豪華なハードカバー書籍をセットにしたBOXセットです。
このライブ、日本では赤坂ブリッツで行われて私はアルバム「Techno Pop」(旧「Electric Cafe」)の日に観に行きました。アルバム全曲に加えてその他ベスト盤的な選曲で、会場で配られた3Dメガネをかけて観るというスタイルでした。この3D映像が思っていた以上に効果的で「いつかこの映像を3D Blu-rayで自宅でも見れたらいいな」と思っていたので、迷わずこのBlu-ray BOXを購入しました。
↓ライブのレポートはこちらをどうぞ。
ボックスを開くとBlu-rayが収められたパッケージが。
開くと4枚のBlu-rayディスクが収められてます。右の2枚が「FILM」でライブ会場で流れた映像のみが収録。左の2枚が「CONCERT」でいわゆるライブ映像が収録されています。
クラフトワークは2005年にもライブDVD「Minimum-Maximum」を発売していますが、こちらと比べると大きな違いがあって「観客の声」が全く入っていません。映像でも観客は若干映り込んではいますが、アップになったりはしません。つまりライブ盤といっても限りなくスタジオアルバムに近い作りになっています。
本作の最大の特長はタイトルにもある「3D」です。3D Blu-rayの環境があれば自宅で3Dメガネをかけて3D映像が楽しめます。映像は3Dを意識した作り(つまりガンガン飛び出す)なので超楽しいです。実は「3D」というのは映像だけではありません。このBlu-rayの音声フォーマットは「ドルビーアトモス」で収録されています。つまり映像だけでなく音声(音楽)も3Dの最新立体音響になっています。この2つの3Dの相乗効果は素晴らしいので、ぜひ体験してほしいです。
以下は「CONCERT」のショットです(2D映像をiPhoneで撮影)。
前述したようにこのBOXセットには236ページのアナログレコードサイズの豪華なハードカバー書籍もついてます。こちらは会場で流された映像からのショットがほとんどで、他にもライブ会場で撮られた写真等も含まれます。
1974年の「Autobahn」から2003年の「Tour de France Soundtracks」までの全曲がアップデートされていて、クラフトワークの偉大な軌跡を最新テクノロジーで視覚、聴覚で楽しめる究極のBOXセットだと思います。
「ライブ盤なのに観客の音声が含まれていない」と書きましたが、クラフトワークのライブは個人的には映像、音楽、パフォーマンスが組み合わさったアートフォームと捉えているので、いわゆるライブDVDというより一種の芸術作品だと思ってます。再現ライブも海外ではニューヨークのMoMAやロンドンのテート・モダンといった美術館で行われてますしね。
という事でこちらのBOXセットは超オススメです。とはいえ、3D映像やドルビーアトモス環境の準備は簡単ではないので、どこかの映画館で特別上映とかやってくれませんかね?自分も最高の環境で観てみたい!
↓「3-D THE CATALOGUE」トレーラー
↓「The Robots」のビデオ
↓amazonに掲載の写真