貞子の原点? - 『デモンズ2』
少し前ですが、『デモンズ』と『デモンズ2』がBlu-ray化されたので懐かしやと思い購入しました。
『デモンズ』は映画館でホラー映画を観ていたら、なぜか映画の内容にシンクロするように劇場にゾンビ(悪魔?)が現れて阿鼻叫喚。という何となく面白そうなストーリーなんだけど実際には行き当たりばったりの底抜けスプラッター映画です。でもつまらないかというとそんなことはなく、80年代っぽいグチョグチョ系のゴアシーンがてんこもりで相当面白いです。製作はダリオ・アルジェントで、監督はランベルト・バーヴァ、音楽は元ゴブリンのクラウディオ・シモネッティ。この音楽がモロに80年代の打ち込みサウンドでなかなか楽しい。
で、続編の『デモンズ2』ですが、前回が映画館にゾンビが現れたのに対して、今回の舞台はとある高層マンション。そこに住む複数の住人がテレビでホラー映画を観ていたら、あろうことかブラウン管の中からゾンビ(悪魔?よく分からん)が這い出して襲ってくるのでした。
↓こちらは『ビデオドローム』。こちらから影響されたのかも。
そしてゾンビに噛まれたり傷つけられた者は当然ゾンビとなり、停電で外に逃げられなくなった人々がマンション内でまたしても阿鼻叫喚という、ぶっちゃけ『1』と同じストーリーです。まぁ製作も監督も同じだからしょうがないけど。
『2』の見所の1つは、ダリオ・アルジェントの娘、アーシア・アルジェントの映画デビュー作ということ。この時11歳。かわいい!
↓19年後、『ランド・オブ・ザ・デッド』のアーシアたん。
もう1つの見所(聴き所?)は音楽。『1』ではクラウディオ・シモネッティのスコア以外はメタルっぽい選曲だったのが、『2』サントラに入ってるミュージシャンはThe Cult、The Art of Noise、Peter Murphy、The Smiths、Dead Can Dance、Love and Rocketsといったニュー・ウェイブ色強いメンツでびっくり。The Smithsの曲は「Panic」で、この曲は『ショーン・オブ・ザ・デッド』でも使われてましたね。
ということで『貞子3D2』を観た方は、『デモンズ2』も一緒にどーぞ(投げやり)。
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