大槻ケンヂと絶望少女達LIVE@リキッドルーム


元々、アニメにもオーケンにも興味のなかった私がこのLIVEを熱望するに至るまでの経緯。


人として軸がぶれている」をYouTubeで検索。必然的にアニメ「さよなら絶望先生」の映像を見る。

「何か面白そう」と思いDVDレンタル。家族全員でハマる。娘(当時5歳)はソラで「ぶれぶれ」と「るんばるんば」が歌えるまでに成長。

タイミング良くベストアルバム「絶望大殺界」発売。「豚のご飯」に衝撃を受ける。

ポロロッカ現象*1で原作本購入。ハマる。

大槻ケンヂと絶望少女達」名義でまさかのアルバム発売。2008年のベストCDをポーティスヘッド「3」と争うことに。



ということで、大槻ケンヂと絶望少女達「激レアか!? たった一度のかくれんぼか鬼ごっこよ」LIVEを見て来ました。


・想像通り客層がバラバラ。オーケンファン(ゴスロリちゃん含む)、NARASAKIファン、「さよなら絶望先生」ファン、声優ファン(ペンライト持参)が入り乱れてすごいことに。まさしくカオス!


・ちなみに私がオーケンのLIVEを見るのは21年前(!)の筋肉少女帯(メジャーデビュー前)以来。


・絶望少女のメンツは小林ゆう木村カエレ)、新谷良子日塔奈美)、野中藍風浦可符香)まで明らかになっていて、シークレットは沢城みゆき関内・マリア・太郎)でした。衣装は全員和服(!)。あーがーるー!


小林ゆう、顔小っさい!美人!惚れっ!


・「Intro」「ニート釣り」に続いて「お互いの手の内を見せる」趣旨で特撮「アベルカイン」「ピアノ・デス・ピアノ」。絶望少女よりもNARASAKIの歌声の方ががかわいかったのは内緒だ。


・続いて、絶望少女達による「強引niマイYeah」と、オリジナルではROLLYがボーカルの「マリオネット」をオーケンボーカルで。これが聴けるとは思わなかったのでうれしい。


・「私がシークレットですいません」と終始恐縮していた沢城みゆきメインの「ヒキツリピカソ・ギリギリピエロ」が超良かった。当たり前だけど、その辺のアイドルよりは声量もあって表現力が並外れて上手い。


・「ヘヴィでデスメタルなギターサウンドに声優の歌(声)を乗せる」のは、マッシブ・アタックが「ヘヴィなドラム&ベースサウンドにNEW WAVEな女性ボーカルを乗せる」様を彷彿とさせた(オレだけかもしらんが)。


・ガチのクリスマス・ソング無神論者が聖夜に」は名曲。ペンライト大活躍。


・「人形たち」をはさんで、「絶望遊戯」は小林ゆうが担当。オーケン指導でコール&レスポンスを決めるゆうちゃん。かーわーいーいー。


・「綿いっぱいの愛を!」の「起きちゃった、またする?」は絶望少女全員が順番に担当。観客男子全員死亡。


・アルバム内で1番好きな「さよなら!絶望先生」と、全てはここから始まった「人として軸がぶれている」で一旦終了。


・アンコールでオーケンはジャケで使用した衣装に衣替え。


・そしてついに生で小林ゆう「豚のご飯」!!!絶叫!絶叫!また絶叫!の狂乱パフォーマンス!しかも和服!オレ死亡。


オーケン曰く「戸川純以来の衝撃!」「あなたはもうこっちの世界(ロック)に来なさい!」「今度遠藤ミチロウさんを紹介するから!」と大絶賛。


・「空想ルンバ」と「おやすみーENDー」で終了。


・感想1。とにかく楽しかった。2ちゃんとか見ると「前方で声優ヲタとオーケンファンが小競り合い」みたいなことがあったらしいが、気がつかなかった。まぁそのくらいのもめ事はむしろアリなんじゃね?


・感想2。やはり20年前くらいに有頂天でメジャーデビューしたてのケラが、ラジオ番組にアイドルとインディーズなミュージシャンを交互にゲストに呼んだりしていたことを思い出した。全てがうまくいく保証はないが、コラボは極端な方がだんぜん面白い。


・感想3。絶望少女達オーケンのトークがところどころ噛み合ず、その様が「ロック慣れしてない娘がたまたま来たライブハウスでトンチンカンな反応をしている」ようで萌えた。


以下、オーケンブログより。

大槻ケンヂと絶望少女達の恵比寿リキッドルームライブ、無事大盛況で終了いたしました。
会場はさまざまなファンの方々が入り交じり、さながら人種のルツボでした。声優さんたちのファンの方々が割合で言えば1番多かったかなとの印象。
一体どんなノリになるのかと思いきや、しょっぱなからすんごい盛り上がりで、ラウドロックのライブにペンライトが振られるという、不思議かつ壮観な眺めでした。


(中略)


大槻、特撮、筋少、声優さん、アニメアニソン、絶望先生、、全てのファンのニ−ズにはまったかといえばそんなことはなく、混ぜるな危険、とでも言うか、いってしまえばいびつなコラボレーションであったでしょう。でもそのいびつこそロックのフィールドではロック的と呼ぶ場合もあることを、とくにアニメ方向のオ−ディエンスに楽しんでもらえたなら個人的にはうれしいところです。

オーケンブログ: 1/20 不定期日記


オーケン、マジメだなぁ。


絶望大殺界

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初めての特撮 BEST 1

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(参考)
「大槻ケンヂと絶望少女達」ライブレポート | 絶望先生サイト にょんたかねっと

DIE 公式BLOG

*1:絶望先生」で登場するネタで「逆流現象」のこと。