サランドラ

「ハロウィン」に続き、未見の有名ホラー映画を見るシリーズ第二弾。今回はリメイク版が好評な「サランドラ」。映画は未見だけど、色んな所で評判だけは聞いていた。

「全米38州で上映禁止!。いま恐怖の頂点を極めて、戦慄のジョギリ・ショックがやってくる!」
 と、なにやら物々しい宣伝文句が躍るが、驚くべきことに、この映画には「ジョギリ=宣材にデカデカと描かれたギザギザの刃物」は登場しない。JAROに訴えられても仕方がないような虚偽広告で世間を震撼させた東宝東和宣伝部は、事のあらましを以下のように語っている(註1)。
「これはね、ずっとオクラになってた映画なんですよ。だから日本公開はずーっと遅れて、古い映画になっちゃってたわけです(日本公開は7年後の84年)。そこで古い映画を逆手にとって、遂に解禁、ずっと封印されていたほど恐ろしい映画をいまここに解禁ってね、そういう宣伝方法をしたんですよ」
 それで苦しまぎれに「ジョギリ」を捏造したのである。

THE HILLS HAVE EYES

この「ジョギリ・ショック」の話しか知らなかったんで肝心の本編を今回レンタルしてみました。「人喰い一家」のキャラ立ちが弱いのが残念。シチュエーションとかは十分面白くなりそうなのにね。こういう「出口なし」なホラーは好きですよ。皆が言うほどひどくない。
で、改めてリメイク版の予告編を見た。面白そう!同じ話なのに!オリジナルで大活躍だったワンコ出ないの?
mixi情報によるとリメイク版は結局日本公開だけでなくDVD化もオクラ入りがほぼ決定したらしい。ガーン。輸入盤DVD入手するしかないのかなー?。