コピーワンス

5月に「iTSCOMのSTBの交換を検討したがBBCが見られないので躊躇している」というエントリを書きました(20050531)が、その後iTSCOMの新しいTVサービス「ビッグ」が登場してこちらにはBBCが含まれていて、さらに現在使用中の古いSTBの付属リモコンが壊れてしまったので、早速申し込みすることに。
しかしここに来て一抹の不安が。
iTSCOMのサイトにある注意書き(LINK)。

STBで視聴可能な地上デジタル放送、BSデジタル放送、専門チャンネルの番組の多くは、著作権保護のために、「1回のみ録画可能」のコピー制御信号をつけて放送され、デジタル録画機器(D-VHSやハードディスクビデオレコーダーなど)への録画制限がかかっています。



これが噂に聞いた「コピーワンス」か。自分に関係ない時は「フーン」としか思わなかったけれど、改めて色々調べてみたらかなりめんどくさい(参考:よくわかる!図解!コピーワンス放送)。ウチのHDレコーダーは東芝の初期モデルなんで録画まではできたとしてもDVDにムーブしたりはできないと思われる。仮にできたとしてもこれまで同様安価なDVD-Rには書き込みできずCPRM対応ディスクとやらを購入しなければならない。しかもプレイリストはムーブできないって何それ?嫁さんは一時期ディスカバリーチャンネルの実録殺人番組を録り溜めて、CMカットして、ジャンル別に分けてDVD-Rにまとめるという偏執狂的な作業をライフワークにしていたのだけれどそういったことができなくなるわけね。我が家にとってはデジタル放送はメリットよりもデメリットの方が大きそう。個人的にはテレビに画質や音質を求めてないし(画面上で番組表が見られるのはうれしいけど)。一応「現在のコピーワンス制限」は見直しになるという話はあるけどアナログと同様ってわけにはいかないしね。
そんなタイミングで気になる記事に遭遇(「コピーワンス」大そもそも論)。コピーワンスで運用することを決めたRMP協議会といい、コピーワンスの技術仕様を決めているARIBという組織といい、何かキナ臭い。こいつらの思いつき発言にユーザーもメーカーも振り回されている感じ。リモコン壊れちゃったしデジタルに切り替えるしかないんだけど、HDレコーダーなんてすぐに買い替えられるもんじゃないんだからしっかりした運用を検討してもらいたい。