ジョニー・デップ版『怪物くん』 - 『ダーク・シャドウ』

イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリークエヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。


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ダーク・シャドウ』の吹替え版を川崎で観ました。オリジナルのテレビシリーズが5年もの長寿番組だったようで、それを無理矢理まとめたせいか色々と詰め込み過ぎ(特にクロエの「アレ」)な印象はありました。しかしゴシック・ホラーにユルメのギャグにバートン映画には珍しい露骨なエロ要素まであって、そういったいびつさも魅力に感じるくらい楽しめました。


個人的に気になった役者はクロエでもジョニー・デップでもなく、ヴィクトリア役のベラ・ヒースコート!薄幸な雰囲気と上品さや知性を感じさせて素晴らしかったです。いっそ彼女を主役というか語り部にした方が良かったんじゃないかとも思いました。そのうちバートンは彼女を主演に何か撮るかもしれませんね。



一方、パートナー(結婚はしてないのね)であるヘレナ・ボナム=カーターの扱いというのが、前作『アリス・イン・ワンダーランド』もそうだったけど、だんだんヒドくなってるみたいでちょっとドキドキしました。まぁ本人は割り切ってやってるとは思うのですが...。


今年のバートンは『フランケン・ウィーニー』も控えているのでこちらも楽しみです。オススメ。