「デンジャラス・デイズ-メイキング・オブ・ブレードランナー」

先日スターチャンネルHVで「ブレードランナー」の「ファイナル・カット版」「劇場版」「最終版」の3本とメイキングの「デンジャラス・デイズ」を合わせた4作品が一挙に放送されたので、録画して「デンジャラス・デイズ」を見ました。


本作は82年の劇場公開から25年後の2007年に作られたドキュメンタリー。先日書いたUS盤5枚組Blu-rayにも収められているので一応見てるんですが、何ぶん英語だったのであまり理解してなかったんですよねぇ...。ちなみに「デンジャラス・デイズ」は「ブレードランナー」の初期タイトル候補だったもの。


面白かった点。
タイレル博士の正体。ルドガー・ハウアーに顔潰された博士は実はレプリだった!そんで会社の最上階にはタイレル博士の死体が収められた棺があった、という展開にするはずがボツになった模様。ちゃんと絵コンテまで作っていた。


・冷凍室でレプリの目玉を造っているおじいちゃんをルドガー・ハウアーらが襲うシーン。アレ本当の冷凍室で撮影していてしかも温度調節が効かず本当に寒かったらしい。ひー。


・ラスト近く。ルドガー・ハウアーがビルの屋上から隣のビルに飛び移るシーン。セットの高さが9mあったが、ルドガー・ハウアー本人が飛んでいる。その時に手に「鳩」を握ったのも、ルドガー・ハウアー自身のアイデアだったらしい。


・原作者のフィリップ・K・ディップは完成した映画を見る前に死去したが、ラッシュ映像は見ていた。その際に「私はまさしくこの光景を想定して小説を書いたんだ」と感激していた。


登場するキャスト、スタッフも当然ながら皆年を取っていてるので、あの人が今こんな姿に!という部分だけでも十分面白い。日本盤「ファイナルカット版」Blu-ray/DVDの特典にも入ってるので気になる方はどーぞ。


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