ゾンビ小説アンソロジー『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』死者の章、生者の章を読みました
『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』。この文庫本を書店で初めて見た時は「映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の小説版かな?」と思いましたが、実際には総勢19名による「ゾンビ小説」アンソロジーでした。
特筆すべきなのは、その19名の中にジョージ・A・ロメロ本人と、映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の脚本を書いたジョン・A・ルッソがいる事。
ルッソの作品タイトルは『その翌日』(The Day After)で、何と映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の後日談(というか直後の話)で、映画でゾンビになってしまったバーバラとその兄のジョニー、少女カレンが登場します。彼らがあれからどうなったのかは読んでのお楽しみ。
ロメロの作品タイトルは『身元不明遺体』(John Doe)で、ゾンビ・パンデミックが起きる直前の話で検死官が主人公です。人種差別ネタを含んでるのがロメロっぽいかな。本作が彼の遺稿となってしまいました。
他にもロメロのモダンゾンビの定義に沿った様々なシチュエーションでのゾンビ小説が満載です(宇宙ステーションが舞台のモノも!)。このアンソロジーがアメリカで発売された後、日本版が発売される前にロメロが亡くなったので、日本版には各著者からの追悼コメントが追加収録されています。まさしくロメロに捧げるアンソロジーになってるので、ロメロゾンビ好きな方にはオススメします。
NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章 (竹書房文庫)
- 作者: ジョージ・A・ロメロ,他
- 出版社/メーカー: 竹書房
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NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 生者の章 (竹書房文庫)
- 作者: ジョージ・A・ロメロ,他
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/11/24
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金沢に行ってきました(その2)
(その1)はこちら。
二日目。ホテルで朝食を済ませてチェックアウトし、徒歩5分くらいにある着物レンタルの「はれまロマン」へ。
店内には最近のモダンな柄の着物だけでなくアンティークの着物も多数揃えてあります。着物だけでなく肌着や草履等一式揃ってるので、手ぶらで行けるのが嬉しい。
大正浪漫の世界に興味がある娘さんが選んだのはこちらのアンティーク着物でした。オプションで店内撮影した写真をこのようにデジタル加工して後日送ってくれるサービスもあります。
着付けが終わったら近所にある尾山神社へ。こちらがこじんまりとしながら趣があって、写真撮影にぴったりのスポットでした。
続いて香林坊東急スクエアにある「金澤文豪カフェあんず」へ。こちらでは「金沢三文豪×
一息ついたところで「金沢三文豪×
全部のスタンプを集め終わったので、アイテム受取り場所であるアニメイトへ行き無事にアイテムを入手できました。
続いて、21世紀美術館の近くにある「石川四高記念文化交流館」(「石川近代文学館」と「四高記念館」を合わせた文化スペース)へ。こちらの建物は明治24年に建てられた旧第四高等中学校本館で、貴重な煉瓦造りとして重要文化財に指定されています。
今度は昨日に続いて周遊バスに乗って橋場町で下車し、有名な観光スポットの「ひがし茶屋街」へ。着物が似合うスポットでブラブラ散歩するだけでも楽しかったです。我々と同じように着物を着て歩いてる人もたくさんいました。
甘味屋やカフェ、雑貨屋さんが沢山あって目移りします。
烏骨鶏の卵を使用したカステラ屋さん「烏鶏庵」では「烏骨鶏カステラシェーキ」が頂けます。オプションで金箔入りもあり。絶品でした。
散々遊んだので「はれまロマン」へ戻って着替えてから金沢駅へ。そういえば、金沢おでんを食べ損なったなと思っていたら、駅構内におでん屋「黒百合」を発見!短時間でしたが金沢おでんを堪能することができました。
これにて旅行記はお終いです。金沢は京都をコンパクトにしたような古い町並みが多く残った美しい街で、それでいて京都と比べると人混みは少なくて交通の便が良く理想的な観光地でした。着物をレンタルしての散策は特にオススメです。
金沢に行ってきました(その1)
3月末に娘さんと金沢に一泊二日の旅行に出かけました。
<一日目>
まずは東京駅へ。朝ごはんにマンガ『おもたせしました』
3時間ほどで金沢駅到着。金沢の観光にはバスの一日乗車券が便利と聞いていたので、
北鉄バス1日フリー乗車券|観光に便利なバス |北陸鉄道株式会社
駅からバスで10分ほどでホテルのある香林坊に着。
有名な美術館だけあって、チケット売り場は大混雑。
01 The Gonk - Dawn of the Dead (1978) Unreleased Incidental Music
ちょっとしたゾンビ気分を味わいつつ入場。
↓例のプールw
周遊バスで橋場町で降りて、
こちらへ来た目的は、娘さんが最近ハマっているスマホゲーム「
続いて、ここから徒歩10分程度のところにある泉鏡花記念館へ向かう。
『文豪とアルケミスト』同様に実在の文豪の同名キャラが登場するマンガ/アニメ『文豪ストレイドッグス』にも「泉鏡花」が出てるけど、こちらはかわいい女の子なんですよね。泉鏡花も死後自身の分身が女の子になったり美青年になったりして人気が出るなんて夢にも思わなかったろうなぁw。
↓左上)泉鏡花本人 右上)『文豪ストレイドッグス』版 左下)『文豪とアルケミスト』版
泉鏡花記念館の隣には金沢蓄音機館があってこちらも見学しました
八百万本舗という雑貨屋さんにてお土産を物色してたら、石川県のマスコットキャラ、ひゃくまんさんのグッズを発見。さらにここの2Fのお座敷には大きなひゃくまんさんがいるそうです。
↓中にはビスケットが入ってます。
↓金沢駅には大きなひゃくまんさんがいます。かわいー。
それからガイドブックで見て娘さんが行きたがってたオヨヨ書林という古本屋さんに行ったのですが、この日に限って早く店じまいしてて入れず。残念。
居酒屋で晩ご飯を食べてから、夜の21世紀美術館周辺を散歩してホテルに戻りました。
その2に続く。
4K Ultra HDブルーレイプレーヤーを購入しました
Panasonicの4K Ultra HDブルーレイプレーヤーDMP-UB30を購入しました。
昨年4Kテレビを購入した時点では、まだプレーヤーの購入は早いかなと思ってましたが、プレーヤーの値段が安くなったのと、『ブレードランナー2049』を可能な限りキレイな画質で観たいと思い購入しました。他には、NetflixやAmazonビデオの4K映画配信がほとんど増えなかった事も決断理由の1つでした。4Kドラマはたくさんあるのにね。
機種選択については、自分にはレコーダー機能が必要なかった事、 なるべく安い機器にしたかった事、テレビ等既存の機器メーカーがほとんどPanasonicだった事もあって、こちらで即決でした。
同時に購入したのが、HDMIケーブル。4K対応で推奨されているVer2.0(伝送速度18Gbps)を2本(プレーヤー、テレビ間にAVアンプがあるので)購入しました。
このHDMIケーブルの規格というのはとても分かりにくくて、パッケージに「ハイスピード」と記載があっても伝送速度はまちまちだったり、ケーブルそのものにはその規格が判別できなかったりします。伝送速度が遅くても映らないわけではないし、18Gbpsにしたからといって見た目で判別できるかどうかもはっきりしません。とはいえ、一応推奨されたもので揃えました。
↓こちらのまとめが分かりやすかった
配送された箱を受け取ってびっくりしたのがとても小さくて軽い事(空の箱が届いたのかと思った)。大きさはブルーレイのパッケージ2枚分くらい。徹底的に簡素化されていて液晶画面すらなく、電源のLEDがあるのみ。
セットアップはHDMIケーブルを繋ぐだけなので簡単。早速同時購入したUltra HDブレーレイディスク『ダークナイト』を視聴。さらに同じシーンを同環境同設定で2Kブルーレイでも視聴し比べてみましたた。
画質はとてもキレイです。特にHDR効果で薄いグレーなどの淡い色味の表現が良くなったように思えます。ただ「(同環境で再生した)ブレーレイと全く違う!」という程の差を私個人はあまり感じませんでした。これはテレビ自体の性能や設定、プレーヤーによるアップコンバートによってブレーレイであってもそれなりにキレイに映るという事かもしれません(または私の目が節穴)。
他に気がついたのはNetflixについて。これまではテレビ自体にNetflix視聴機能があったので、プロジェクターでは映すことができませんでした。しかしプレーヤー側にもNetflix視聴機能があるので、こちらを利用してプロジェクターで映そうとしたところ「接続機器がHDCP2.2に対応していない」旨のアラートで映りませんでした。Amazonビデオ等は問題無いので設定間違いではないはず。これは私がNetflixのプレミアムコース(4K画質)で契約している事と、プロジェクターは4K対応していない事が原因っぽい。残念。
という事でせっかく購入した割には感動や驚きがやや足りない冴えない結果になってしまいましたが、Ultra HDブレーレイディスクには別のメリットがあります。それは海外版ディスクに日本語字幕収録のものが多い事。
↓日本語字幕付きディスクの情報はこちらで確認してます
現在『シェイプ・オブ・ウォーター』等のUltra HDブレーレイディスクを発注して待機中です。きちんと再生できるかは改めて報告する予定です。
いつも思うのは、自分のようにそこまでお金をかけずにホームシアターを構築したいというライト層向けの情報が少ない事。専門誌はあるけど、数百万円かけるマニア向けの情報が多いように感じます。前述のHDMIケーブルの規格一つ調べるだけでも結構苦労したので、ライト層向けのムック本とか期待したいです。
パナソニック ブルーレイプレーヤー Ultra HDブルーレイ対応 ブラック DMP-UB30-K
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銀山温泉に行ってきました
娘さんと山形県の銀山温泉に行ってきました。新幹線つばさ号で東京駅から約3時間で大石田駅に到着。駅に面した蕎麦屋さんでお昼ご飯を済ませて、宿からの送迎バスで約30分揺られて銀山温泉に到着。普段見慣れない雪景色に早くも興奮。
今回の宿は旅館古山閣。築90年の木造建築の老舗旅館です。ただし今回泊まったのは本館の隣に去年建てられたばかりのクラノバという新館の方。本館が昔ながらの趣のある作りなのに対して、ヨーロッパのデザイナーズホテルのようなオシャレな内装で驚きました。
↓左が古山閣本館、右が新館
↓本館の特長の1つがこの見事な「鏝絵(こてえ)」
↓新館の部屋
一休みしてからとりあえず近所を散策することになり、白銀の滝まで行ってみました。この時期は雪が凄くて近くまで行くのも大変だったけどどうにか到着。
体が冷えたので、名物のカレーパンとコーヒーで温まりました。
それから伊豆こけし工房で民芸品を物色。銀山温泉はあのテレビドラマ「おしん」の舞台で、ドラマに登場した「おしんこけし」等が販売されています。
今回は珍しい墨一色のこけしと、単3電池を単1電池に変換する「電池変換こけし」(右上)を購入しました。右下の楊枝入れは翌日別の場所で購入。
そうこうしてるうちに辺りが暗くなってきました。ガス灯の明りでライトアップされた銀山温泉の風景はとても神秘的で美しいです。
宿に戻って夕飯をいただくことに。新館に泊まった人は食事と温泉は隣の本館でいただきます。細い渡り廊下を通って本館の扉を開けると、現代ヨーロッパのオシャレ空間からレトロで懐かしい日本旅館へと世界が全く変わるのがとても面白かったです。
↓本館内装
食事は尾花沢牛をはじめとした山形郷土料理で、質、量ともに最高で大満足!(夢中で食べたので写真なしw)雪国で入る温泉も最高で堪能しました。
夜にテレビ朝日の「サタデーステーション」を何となく見ていたら、突然銀山温泉からの生中継が始まってびっくり!散策している時にテレビの撮影隊がいるなーとは思っていたのですが、宿からほんの10数メートルのところで撮影していたので混乱しましたw。
翌朝、朝食をいただいてからまた近所を散策。夜の銀山温泉は美して写真映えするけれど、その分人も多くてザワザワしてました。早朝は人もほとんどいなくて寒いけれど気持ちよかったです。
宿の送迎バスで再び大石田駅に戻って、電車で山形駅へ行き駅前を散策しました。民芸品の尚美堂でこけしや民芸品を見たりしてから東京へ戻りました。
初めて行った冬の東北はとても楽しくまさに「冬のごほうび」でした。
父と娘の「映画オールタイムベストテン」
「男の魂に火をつけろ!」の「映画オールタイムベストテン(2017)」に父娘で参加します。
doyのベストテン(順不同)。
- パンズ・ラビリンス(2006年、ギレルモ・デル・トロ監督)
- ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年、ギレルモ・デル・トロ監督)
- WALL-E/ウォーリー(2008年、アンドリュー・スタントン監督)
- コララインとボタンの魔女(2009年、ヘンリー・セリック監督)
- パラノーマン ブライス・ホローの謎 (2012年、サム・フェル&クリス・バトラー監督)
- ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年、エドガー・ライト監督)
- ゾンビ(1978年、ジョージ・A・ロメロ監督)
「今の気分」で選ぶとこんな感じですね。ギレルモ・デル・トロ監督作品が2作あったり、スタジオライカ作品が2作あったり偏りがみられますけど、「今の気分」ということで。ド定番の最後の2作は追悼の意味も込めてます。
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続いて、初参加となる娘さん(中3)のセレクト。
マーリーのベストテン(順不同)。
- コララインとボタンの魔女(2009年、ヘンリー・セリック監督)
- ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年、ヘンリー・セリック監督)
- グランド・ブダペスト・ホテル(2014年、ウェス・アンダーソン監督)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(2017年、ジェームズ・ガン監督)
- シャイニング(1980年、スタンリー・キューブリック監督)
- キャリー(1976年、ブライアン・デ・パルマ監督)
- レオン(1994年、リュック・ベッソン監督)
「好きな映画10本選んで」と言ったら「えー、10本も選べるかな?」と言ってたくせに、いざ考え出すと「アレもある、コレが入ってない!」と悩み出して結果こうなりました。惜しくも入らなかった作品は『この世界の片隅に』『エスター』『ショーン・オブ・ザ・デッド』『デッドプール』等でした。
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鳴子温泉でこけし三昧
仙台で行われた「ジョジョ展」に行ってきました。2012年に森美術館で行われた際は見逃してしまったので、その分しっかりと堪能してきました。
荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町 2017 -ジョジョフェス in S市杜王町 公式サイト-
で、せっかく仙台に行くので「ジョジョ展」以外に何か見に行きたいなと考えて、思いついたのが「こけしで有名な鳴子温泉に行く」というプラン。なぜ「こけし」だったのか?は私にも説明がつけられないのですが、何かに導かれて行ってきた旅が、メインの「ジョジョ展」を凌ぐくらい楽しかったので報告します。
仙台駅で早速こけしがお出迎え。この時点でテンションが上がる。
9:13発のリゾートみのりに乗って出発。
車内にももちろんこけしが!
11:00ちょうどに鳴子温泉駅へ到着。
駅構内にもこけしがたくさん!足湯もあるよ。
まずはタクシーで日本こけし館へ向かう。どーんと巨大こけし(一番上の写真)がお出迎え。
日本各地のこけしが大量に展示されていて圧巻でした。せっかくなので絵付け体験にもチャレンジ(¥1,080)。
メキシコ風髑髏こけしを作ってみました。絵筆に慣れてないので難しかった…。
駐車場にもこけしの絵が!
タクシーを呼んで駅方面に戻る途中にも巨大なこけしを発見し、一時下車して写真撮影。
鳴子ホテルで下車して日帰り温泉を堪能。温泉も最高だけど、このホテルには2,000体のこけしが展示しているスペースがあるのだ。
ロビーもこの通り。
鳴子ホテル≪公式≫|宮城県 鳴子温泉 7色に変わる温泉・名湯の観光旅館 口コミ
最近オープンしたばかりの「大正浪漫」という名のかき氷カフェで一休み。
ここで日本こけし館で購入した「こけし通信筒」を田舎の両親へ送るために手紙を書く。これがポストに入ってたらびっくりするよねー。
書いた手紙を郵便局へ持って行く。ここではこけしポストがお出迎え。
さらに電話ボックスまでもこけし!
マンホールだってこけし!
カップ酒もこけし!
まだまだこけし!
こんな具合に町中歩いてると必ずこけしに出会うのです。さすがこけしの町!
そんな鳴子温泉では9/1〜9/3に全国こけし祭りが開かれます。浅生ハルミンさんのイラストによるポスターがかわいい!
こちらがこけし祭りのパレードの様子。シュ、シュール…。気になる!
流行り言葉を使うのはあまり好きじゃないけど、「インスタ映え」するフォトジェニックで愛らしい町でした。今度はこけし祭りの日に合わせてまた訪れたいです。