渋谷直角「カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」のトークイベントに行きました
8/4池袋プラトーで行われた渋谷直角「カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」発売記念トークイベント「真夏のボサノヴァ ブギーバック祭り」に行って来ました。
先に本の感想を書くと、何かディズニー映画『魔法にかけられて』を思い出しましたね。『魔法〜』の前半は過去のディズニーアニメ(的なモノ)に対して自虐的なギャグやツッコミで溢れていて、これまでディズニーが築き上げてきた価値観等を一旦全否定します。しかし後半はそれを踏まえた上で過去とは若干違う方法で「それでも願えば夢は叶う!」と力強く宣言して大団円を迎えます。
「カフェで〜」も一見、いかにも実際に居そうな登場人物達を否定的に、もっと言うとバカにしたような内容に読めなくもないのですが、収録作の「口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画 (MASH UP) 」のように、様々なトラップで絶望と挫折を味わっても、ラストで「でも、やるんだよ!」というギリギリの希望も描かれているのが良かったです。まぁ『魔法にかけられて』よりははるかに辛口ですけどね。
今回はプラトーで購入したので、「直角の友達の店」特典のCDも無事ゲットできました。
久保ミツロウさんと能町みね子さんが歌い、直角さんがラップする「今夜はブギーバック」のボサノヴァカバーなんですが、これが予想以上に良かったです!特に女性陣がちゃんとハモっているのが素晴らしい!余談ですけどAKBとかの女性アイドルユニットの歌ってハモったりあんましないですよね。あんなに人数いるくせに。
で、トークイベントのスペシャルゲストとして久保ミツロウさんと能町みね子さんも来られていましたが、とにかくトークスキルが高くてずっと爆笑してました。そんな女性陣に翻弄されつつ酔っぱらった直角さんも相当面白かったですけどね(ゴリラさんも)。
それはそれとして、表題作の「カフェで〜」の1コマ目のお店って、私の友人の店(の名前を模している)んですけど、本人に伝えた方がいいんだろうか...?
↓直角さん手書きのビールボトル
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ロベルトノート
コミックナタリー - 渋谷直角、サブカルまみれの残念な男女描く連作短編集刊行

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