したコメで『Not The Messiah-He's a very Naughty Boy』を観ました
したコメ(したまちコメディ映画祭)で行われた「今年も祝!モンティ・パイソン結成40周年〜それゆけモンティ・パイソン〜」を観に行きました。『Not The Messiah-He's a very Naughty Boy』の上映に始まり、松尾貴史さん、宮沢章夫さん、須田泰成さんのトークをはさんで『人生狂騒曲』の上映という構成。
今回ジャパン・プレミア上映となった『Not The Messiah-He's a very Naughty Boy』はエリック・アイドルが企画したもので、映画『ライフ・オブ・ブライアン』を下敷きにしたコメディ・オペラ。ロイヤル・アルバート・ホールという由緒正しき劇場で、BBC交響楽団というこれまた由緒正しいオーケストラで演奏されていて、その格調の高さにびっくり。
↓予告編映像
オープニングは『空飛ぶサーカス』のテーマ曲という時点で心躍る。客席にはガンビーのコスプレした人までいた。基本的には『ライフ・オブ・ブライアン』の筋書き通りに進むんだけど、今回はモンティ・パイソン40周年記念講演でもあるので、合間合間にパイソンズのおなじみのギャグが入るし、スペシャル・ゲストとしてマイケル・ペイリン、テリー・ジョーンズ、テリー・ギリアムらが登場するのもうれしい。(ジョン・クリーズが不参加なのが残念)
↓女装がさすがなマイケル・ペイリン
最後はもちろん名曲『ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE』の大合唱。これで感動のフィナーレならキレイに終わるのだが、そこはパイソンズ。本当のラストは何と『The Lumber Jack Song』(木こりの歌)というオチに爆笑。
↓ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE
↓The Lumber Jack Song
これだけの規模のオーケストラを使って下ネタギャグをやるパイソンズもすごいけど、それを受け入れるBBCもスゴい。例えるならば、ドリフターズがNHK交響楽団を使って「ちょっとだけよー」とか演るようなもん。権威に対する自主規制が強過ぎる日本のテレビ界では考えられない内容で脱帽しました。残念な事に現時点では日本でのDVD化については予定がないそうですが、パイソンズ・ファンには超オススメです。
(参考)
したまちコメディ映画祭
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