レオス・カラックスについて2 - THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE

「カラックスエントリー三部作」完結編。

ここ数日検索でカラックスに関するネタを調べていたら色々面白かったのでまとめてみました。

女優についてどう思うかという質問に、少し間をおいて、「今までの長編映画には全て自分の彼女を出演させてきました」と言い切り
「僕はもう35ミリで映画を撮らないかもしれない」レオス・カラックス｜メディアの取材ではなく、学生を前にしたトークでは以外と本音を語るもの。普段は無口だと言われるカラックス監督によ... - 骰子の眼 - webDICE

これはまぁいい。そういう人だ。

男優ドニ・ラヴァンに関しては「僕は映画の中に映る男優の実人生には全く興味がない、ドニ・ラヴァンは監督にとっては粘土のような存在で、彼自身もいろいろな役柄に粘土のように変化する事を望んでいると思う。実は彼とは友情というような関係はなく、今までいっしょに食事をした事さえない。初めて食事を一緒にしたのは今回『TOKYO!』の撮影で時間があり散歩をしていて雨が降ってきて、そのとき偶然散歩をしていた彼と道で会い、お互い食事をしていなかったので食事をしようかということなり取った夕食が彼と出会ってから初めての食事でした」と語る。
「僕はもう35ミリで映画を撮らないかもしれない」レオス・カラックス｜メディアの取材ではなく、学生を前にしたトークでは以外と本音を語るもの。普段は無口だと言われるカラックス監督によ... - 骰子の眼 - webDICE

ええええっ！あれだけ一緒に長期間映画を作ってきたドニ・ラヴァンと食事したことないって...。「興味がない」という範疇を超えてるよ、ソレ。

続いてポン・ジュノ作品に出演した香川照之の言葉。

でもカンヌ映画祭に行き、ミシェル・ゴンドリー監督とレオン・カラッカス監督にお会いした瞬間、僕の作った人間像なんて本当に普通だなと思うほどでした。レオスを見た時には愕然としました。こんなおかしな人間が、こんな社会不適合者がいるんだと思いました。
http://www.hollywood-ch.com/topics/08082604.html

香川照之に「社会不適合者」扱いされるってよっぽどだよ。

1本30分で撮ってくれといわれましたが、最初にできあがったポン・ジュノの作品が29分30何秒でした。ちょうどその日はレオスとミシェルがポン・ジュノと東京で会った唯一の日で、レオスとミシェルは"その20秒を俺にくれ！"とか"その内の10秒を俺にくれ！"とか2人で言い合ったらしいですが、できあがった映画では2人とも40分を超えています。ポン・ジュノが死ぬ思いで30分に削ったのは何だったのだろう？そのような2人です(笑)」と語った。
http://www.hollywood-ch.com/topics/08082604.html

こういうポン・ジュノがすごく好きだ。何だか他人とは思えない。

「僕が気に入っているのは3本の順番ですが、これもフランスでも殴り合いになるばかりで。もう決まっているのに、レオスは"俺がなぜ最後じゃないんだ？"という理由だけで何本も取材を断り、その横ではミシェルが"前日に出た新聞の写真がレオスよりなぜ小さいのか？"と宣伝の女の子にものすごく言っていてなかなか取材の席に着かない、そんな2人でした(笑)。
http://www.hollywood-ch.com/topics/08082604.html

変人さではゴンドリーも負けてないような。

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