心が雨漏りする日には

心が雨漏りする日には (青春文庫)

心が雨漏りする日には (青春文庫)

くたばれ、うつ病!奇才・中島らもが綴った波乱万丈・奇想天外の躁うつ人生。

深町秋生の新人日記にこの本のことが書かれていて興味を持ち購入。

で、躁病に関する文献というのも少ないのだが、とびきりすごかったのがやはり故中島らも氏だった。後期エッセイの傑作「心が雨漏りする日には」に、自身の躁鬱病にかかった頃の体験がつづられているのだが、もっとも凄まじいのはひどい躁病に陥ったときに起こした「高槻事件」と呼ばれるエピソードだ。

ウツソウと茂った森で - 深町秋生のベテラン日記

この「高槻事件」が本当に凄まじくこれまで鬱病はともかく躁病についてはよく知らなかった自分にはかなりショックでした。それでもらもさんの本だから面白いんですけどね。