バトル・ロワイヤル2

バトル・ロワイヤル2」(オフィシャル)レンタル。期待はまったくしていなかったけど、それを遥かに上回るつまらなさ。原作の面白さは「強制的に殺し合いをさせられるコトになった中学生達の葛藤と行動」であり、それ以上でも以下でもないと思うのだが、この映画はそれに現在の世界情勢なんかを無理矢理絡ませていて、非常に見ていて感じが悪い。アフガニスタンパキスタンの子供達の映像を使う意図もさっぱり分からん。一応主役のハズの、藤原竜也はテロ組織のリーダーのくせにまったく迫力がないし、竹内力演じる教師RIKIの最後の格好には笑うコトすらできなかった。「プライベート・ライアン」を意識したような上陸シーンも、オリジナルの迫力には遠くおよばないし、「連帯責任」で爆発するようになった新しい首輪についても、「大人側」からすれば戦力が減るだけでまったくメリットはないハズ。加えて教師RIKIが言ったように「死に方に個性がありません」。ただの1つもいいトコなし。それよりも何よりも自分にはこの映画が「テロの正統性を認めている」ようにしか見れなかった。また1本認めたくない映画ができちゃった。