ナチュラル・ボーン・キラーズ
昨日買った「ナチュラル・ボーン・キラーズ」DVD(amazon.co.jp)見る。秘宝で町山さんが「タランティーノ監督はオフビートの映画しか撮れない。オリバー・ストーンだと逆にオンビートになる」といった発言をしていて、非常に納得させられる。良くも悪くもオリバー・ストーンはオヤジなんで、「人を殺人にかりたてる原因(メディアや幼児虐待)」を強調してしまうのだが、正直見ていてウザい。そういうのは「匂わせる」程度の演出で良いと思うんですけどね。
それはそれとして、実在の殺人鬼の名前がポンポン出てきて、そういう楽しみ方もできる映画ではあります。例えば「実録殺人番組」で(自分の特集番組が)高視聴率を取ったと聞かされた主人公が、「テッド・バンティよりもか?」とうれしそうに答えたり、最後に「マンソンには負けたけどね」と言われても、「そうかぁ、マンソンはキングだからなぁ」とあっさり認めたりしていて面白かった。そういう存在なんだよねぇ、あのオッサン。