CCCD

ミュージックマシーン経由で「矢野顕子のCCCDについてのコメント」を読む。せつない。
前にも書いた事があるのだが、個人的にCCCDに反対する気持ちは持っているのだけれど、(どういう理由であれ)CCCDをリリースしているミュージシャン本人を悪く言う気持ちは私にはない。あからさまにCCCDに賛成しているコメントを出しているというなら別だが、少なくとも矢野顕子はそうではないだろう。やっぱり、「ソレとコレは別だ」と思う。「CCCDでリリースする行為自体が、CCCDという悪行の片棒を担いでいるのと同じ」と言う人がいるかもしれないが、そんなに単純な問題ではないハズ。確かにCCCD批判のコメントを出したり、あえてインディーズという形でCDリリースする人達もいるわけで、ソレはソレでリスペクトしたいとは思う(別に買わないんだけれど)。でも、例えて言うならば、「この子が白血病で死んだのは、骨髄バンクに登録しなかった人間のせいだ」という位、筋が通っていない話だとも思うのだ(ちなみに私も登録していませんが)。人にはそれぞれの事情があるのだし、契約しているレコード会社の方針に断固反対の立場を取るというのは、言う程簡単じゃないハズ。それを、わざわざ本人に「17年間ファンであったが幻滅しました」とかメール書いた所で、それで事態が良くなるとは思えないのだ。それより「今回のCDは買わないけど、これからもファンで居続けるので、次の機会には非CCCDでリリースして欲しい」でいいじゃない。本当にその人の音楽が好きだったら。そー思うんだが、どうなんだろう?例によって思いつきで書いているので、まとまりがなくてすんません。