ランボー 最後の戦場


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軍事政権下のミャンマーで、ある闇の存在が明らかになる。アメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出した。最新装備を誇る隊員たちの中、1人手製のナイフと弓矢を武器に、孤独な戦いを繰り広げるジョン・ランボーシルヴェスター・スタローン)。残忍な殺りくを繰り返す敵を前に、ランボーの最後の戦いが始まった……。


松本大洋の「ZERO」の主人公は強過ぎるゆえに孤独なボクサー。医者に言わせると彼は「リングの上でしか生きていけない」「我々とは違う世界で生きている」。

ランボーも戦場でしか生きられない男でそれは一般人に理解されることはない。彼が戦場で戦うのは子どもが友達と遊ぶことと等しい。

「救出」という名目の元で殺戮を行い、その目的は(完全とはいえないまでも)達成させられるが、それが讃えられることはない。救出されたサラはランボーに礼を言う事すらできない。彼女の目に彼は「救世主」ではなく「悪魔」としか映っていないから。


↑ドン引き

2作目、3作目はアクションを重視して撮られた結果「好戦映画」と言われたらしい。つまり戦争=かっこいい!だったわけだが、この4作目に関しては誰も「好戦的」とは言わないだろう(だからといって「反戦的」とも言わないだろう)。人があっという間に肉片になる様は「切株慣れ」した自分でも十分衝撃的。その意味で倫理的に正しい戦争映画だと思いました。


ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics special)

ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics special)