MilK No.11

MilK (ミルク日本版)No.11 2009年 10月号 [雑誌]

MilK (ミルク日本版)No.11 2009年 10月号 [雑誌]


自分の中でのキッズ・ファッション熱が落ち着いたんで前号から購入してなかった雑誌「MilK」。今朝立ち読みしたら「かいじゅうたちのいるところ」の小特集や、その流れで「モンスター」をテーマにしたファッション写真とかあってついつい購入。レジに持って行ったら「こちらがオマケについてます」と言われて透明ボックスの小箱を受け取る。



その時には「ハンカチでもついてんのかなー?」くらいにしか思わなかったんだが、帰宅して開けてびっくり。中には子供服とCDが入っていた。



なぜか知らんが値札までついていて、それによると税抜き¥5,200。雑誌は¥840なのに!


ついていたCDはこちら。


Songs That Spin in Circles

Songs That Spin in Circles

国内外から絶大な人気と評価を集めるショーン・ジェイムス・シーモアと冨田淑美によるユニット=ララトーン。1年ぶりとなる待望の新作は心拍音とドラムビートやテープヒスのアンビエント・ホワイトノイズなどのサウンド・サイエンスを多用した人と心と体に優しいコンセプト・アルバム。


こんなのもらっちゃっていいのかなー。なんかすごく得した気分。子供服はさすがに娘には着れないので、友人にあげる予定。


ちなみに雑誌「MilK」はこれまで年4回発行だったのが、年2回になってしまう模様。出版業界キビシーからねー。


雑誌「MilK」オフィシャルサイト


(9/9追記)
今朝同じ本屋に行って確認。オマケはこの店独自の企画っぽい。まだ残っていたので欲しい人は二子玉川駅構内のブックファーストへGO。


お父さんの異常な愛情-「96時間」

オフィシャルサイト

17歳のアメリカ人少女キム(マギー・グレイス)が、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。その事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父ブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちから娘を奪還しようと決意。アルバニア系の人身売買組織だと判明した犯人一味のもとへ単身で乗り込む。

これは娘を持つ父親にとってのファンタジーだ。

http://d.hatena.ne.jp/UdoKier/20090828/p1


週末「96時間」をレイトショーで観ました。レイトなんで、夕飯もしっかり食べてついでにビール(リキュールとも言う)も飲んじゃってるわけで、ちょっとでも小難しい話だったりするとかなりの確率で寝てしまうトコですが、本作に関してはそんな心配はまったくなし。何のヒネリもブレもない見事な直球ストーリー。


ゆえに誰でも楽しめるアクション映画ですが、id:Udokierさんがおっしゃった通り、本作は「娘を持つ父親にとってのファンタジー」なので、「娘を持つ父親」ならさらに数倍楽しめること請け合い。加えて普段から聞かれてもないのに「もしも娘が誘拐されたら、警察よりも先にそいつを見つけて『ホステル』よりも『グロテスク』よりも『マーターズ』よりもチカチーロ*1よりもヘンリー・ルーカス*2よりもアウシュビッツよりも『ザ・ワールド・イズ・マイン』のトシの最期よりもひどいことをしてやるよ」とか言ってる私のような人にはさらに最適。


ストーリーだけ読むとセガールやシュワあたりがやりそうな映画だけど、主役のリーアム兄さんが黙ってると結構しょぼくれたオヤジに見えるのがミソ。「あぁこいつはオレだ」と全ての父親に思わせた時点でつかみはOK。


その「しょぼくれたオヤジ」は一旦スイッチ入ったらやることは無茶苦茶。見事な手際の良さで犯人を割り出すまではいいのだが、拷問シーンにおける冷酷っぷりはハンパなく軽く引いた。あげくの果てに全然悪くない元同僚の××にまで発砲までする暴走っぷり。「娘を救うため」とはいえ、明らかにやり過ぎだよ。あんたおかしいよ!


そんなわけで大変面白く鑑賞したのですが、「娘大好き」に加えてややこしいことにちょっぴり「破滅願望」もある私*3にとってはあのラストはいただけない。


私が考える「96時間」の結末。

ラスボスを倒したリーアム兄さん。しかし全身に返り血を受けて鬼のような形相。せっかく救った娘だったが、すでにクスリで廃人状態。父に対して「クスリちょうだいよぉぉぉ、何でもするからさぁぁぁ」と叫ぶ有様。無言で娘を撃ち、自分に拳銃を構える。銃声と共に暗転。娘5歳の時のビデオが流れながらエンディング。


これだったら最高だったのになぁ。ケケケケ。


(その他)
・オレも初めての海外旅行先であるパリで初日に盗難にあった。ふぁっきゅー。
・このおっさん、娘に彼氏できたらどうするんだろう?...やっぱ拷問?
・冒頭で「金はない」って言うけど、娘の継父は金持ちだから金はあるじゃん。
・↓このあたりも結構好きです。

その男、凶暴につき [DVD]

その男、凶暴につき [DVD]

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)