リマスターされたベストアルバム-「13日の金曜日」


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行方不明の妹を捜していたクレイ(ジャレット・パダレッキ)は、クリスタル・レイクのほとりで壊れかけた古い小屋を見つける。彼は警察や地元の人々の忠告にも耳を貸さず、ジェナ(ダニエル・パナベイカー)ら大学の友人たちと一緒に週末を湖のほとりで過ごすことにする。やがて彼らの前にホッケーマスクをかぶった謎の男が現れ……。


13日の金曜日に「13日の金曜日」を観に行きました。


↑この一言が言いたいが為だけに観に行きましたよ。そもそも「13日の金曜日」にそんなに思い入れないし。


で、感想ですけどそれなりに楽しめました。今回は1作目の「13日の金曜日」のリメイクではなく、「13日の金曜日」シリーズからストーリーやネタが再構築されてるんですね。つまり、アルバム1枚1枚が「歴史的名盤」とかじゃないんだけど、今っぽい音にちょっとアレンジしてリマスターされたベストアルバムという感じ。なのでビール飲みながらワイワイ騒いで観る分にはそこそこ楽しめると思います。


「スラッシャー映画の再構築」といえば、ロブ・ゾンビ版の「ハロウィン」もあったけど、あの完成度とは比べ物にならない。「13金」はいくら携帯電話やGPSという小道具を出したところで「80年代のグルーブ感」しか出せない(出さない?)のに対して、「ハロウィン」はまさしく「今」のホラー映画に生まれ変わっていた。どっちかというと「ハロウィン」をこの大画面で観たかったなぁ。題材が似てても監督の力量が違いすぎる。


とはいえ、「おっぱい」の量がハンパないのでやっぱりオススメです。「Oh! Big Tits!」。


肝心なモノが飛び出さない-「ブラッディ・バレンタイン3D」


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バレインタインの日、炭鉱夫のトム(ジェンセン・アクレス)は同僚5人を炭鉱に生き埋めにしてしまう大規模な事故を起こしてしまった。悲劇から10年後、自らが引き起こした事故のトラウマに悩まされ街を出ていったトムが帰郷する。そんなバレンタインの夜、炭鉱夫のスタイルでつるはしを持った殺人鬼が街を恐怖に陥れる。


バレンタイン・デーに「ブラッディ・バレンタイン3D」を観に行きました。


↑この一言が言いたいが為だけに観に行きましたよ。そもそもオリジナルの「血のバレンタイン」観てないし。


この映画のウリは何といっても「3D」なわけですけど、これは結構楽しめました。最近の3D技術って凄いのね。予告編で「U23D」(U2のLIVE映像の3D映画)を観たけど「これ、3Dにする意味あんの?」と思ったのに対して、本作はその意味ありあり。殺人鬼の武器であるツルハシが目の前に迫ってくるのはすごく効果的で楽しめました。ゴア描写もがんばってます。


日本の映画会社はこの映画をカップル向けにしようと思ったのか、キャッチが


「体感せよ!世界初!!デジタル3Dラブホラーアトラクション!!!」


でした。...何だよ「ラブホラー」って。


劇場に行くまで気がつかなかったけど「すべて吹き替え版」になってます。エンディングテーマも日本の歌に差し替え。これって「3D映画に後づけで字幕を追加できない」ってコトなのかなぁ?


単純なスラッシャーではなく「スクリーム」みたいな「犯人は誰?」という要素があったのでアレコレ考えながら観てましたが、あのオチはどうなのよ?全然「ラブホラー」じゃないし。


そんなわけでツルハシとか目玉とか内蔵とかが景気よく飛び出したのは良かったんですが、「おっぱい」が飛び出さなかったのが残念でした。