マインド・ゲーム

オフィシャル)。渋谷で見てきました。復刊した原作本の巻末に監督の湯浅さんのコラムが載っていて、その中に「想像を絶すると言いながら絶っさないものが多い中、期待を裏切らないイメージ&オリジナリティ」と書かれていましたが、そのまんま湯浅監督に返してあげたいそんな大傑作。残念といえば残念なのが、原作に数多く登場する名セリフ、名フレーズが映画では活かしきれなかったこと。「自分の創りだす恐怖や!ハンサな日常の不安を解き放ち、クリアーな自分にかえる時!光ある道が自ずとおとずれる」とか。しかしそれを越えて素晴らしいのが山本精一の音楽!そして音響!いっつも「映画館の音もっと大きくなんねーかなー」と思っていた私も大満足。原作とは大きく異なるラストの解釈も映画の場合はあれで良かったと思う。ところで最近人から聞いた話では、クジラの食道はすごく狭いので船ごと飲み込まれることはないらしい。5へぇ。