リアル熊さん映画『パディントン』はまさかの傑作!
赤い帽子に青いダッフルコートがトレードマークの「くまのパディントン」。イギリスの児童文学のキャラクターで全世界で有名ですが、ある時この愛らしいくまさんのまさかの実写映画化が発表されました。「一体どんなルックスだろう?」と思っていたら、デフォルメなしのリアル熊さんだったのでひっくり返りました。
↓こちらが原作のパディントン カワユス
↓こちらが映画版パディントン ぎゃあああ!
この画像はかなりインパクトがあったようで、世界中でパロディ画像が作られました。例えばこんな感じ。
↓だから怖いって!
↓こちらでパロディ画像がまとめて見れます。
さらに、声の担当が当初の発表ではコリン・ファース!可愛らしい声を想像していたのに、50代のおっさん!とはいえ彼は降板して、最終的に選ばれたのがベン・ウィショー。と言ってもピンとこないかもしれないけど、『007 スカイフォール』でQを演じたあのメガネ男子と言えば分かるハズ。それでも30代のおっさんだよ!(ちなみにゲイ)
↓なぜオレがクマの声を...
さらにこの映画、当然子供やファミリー層をターゲットとして作られたにもかかわらずイギリスでPG指定(子供は親同伴でないと見れない)をくらってる。何から何まで???だった本作を今回輸入版DVDで鑑賞しましたが、これがまさかの傑作でびっくり!実際イギリスだけでなくアメリカでも大ヒットして早くも続編の話も出ている模様。
ストーリーは「暗黒の地ペルー」からロンドンにやってきたクマが、パディントン駅で親切な家族と出会い一緒に暮らす事になり巻き起こるドタバタもの。要するに『オバケのQ太郎』みたいな話です(ざっくり)。そこに原作には登場しないパディントンを狙う悪役ニコール・キッドマンが現れて一悶着。果たしてパディントンの運命は?
本作の魅力の一つが完全に「ロンドン観光映画」である事。パディントン駅はもちろん、『ノッティングヒルの恋人』でもおなじみのポートベローマーケットや、自然史博物館、バッキンガム宮殿、地下鉄、二階建てバスなどが大々的にフィーチャーされてます。楽しい、楽しい!
他に面白かったのは、後半に悪役のニコール・キッドマンから逃げるシーンでトム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』のパロディが入る事w。絶妙の組み合わせで大笑いしました。あと、原作者のマイケル・ボンドもカメオ出演してます。
脚本がハーミッシュ・マッコールという人で、他の作品調べたら、私が個人的に大好きな『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』も書いてました。いろいろ納得。日本公開はどうも来年っぽいのでまだまだ先ですが、オススメです。
↓日本語字幕付き予告編
くまのパディントン / Paddington 予告編 - YouTube
くまのパディントン―パディントンの本〈1〉 (福音館文庫 物語)
- 作者: マイケルボンド,ペギーフォートナム,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/06/20
- メディア: 文庫
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