終わり良ければ全て良し - 『メン・イン・ブラック3』

秘密組織MIB所属のエージェントJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々異星人の取り締まり追われていた。長年コンビとしてやってきた2人だが、Kの単独捜査をいぶかしんだJは直接そのことを彼に問いただす。だが、本人は全然聞く耳を持たず何の情報提供もしてくれない。次の日、本部でJはKを捜していたが40年以上も前に死亡していたと聞き……。


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109シネマズ川崎のIMAXで3D吹替え版を観ました。かなり残念だったパート2と同じバリー・ソネンフェルド監督だったので不安が大きかったのですが、ラストの展開が素晴らしくて面白かったです。


とは言うものの不満もあって、こういう「タイムスリップ」ネタってやっぱり反則だと思うんですよね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいにタイムスリップ自体がテーマというか根幹にあるならいざ知らず、パート3になって突然出て来ちゃうと、「じゃあ今までのあんな危機こんな危機も全部タイムスリップで解決できたんじゃないの?」とかついつい難癖つけたくなります。


あと、主要キャラとして登場する五次元の世界を生きるという宇宙人グリフィン。彼のキャラクター自体は面白いし好きなんだけど、やっぱりこういう「何でもアリ」なキャラにも反則を感じるんですよね。グリフィンの助けもなく四面楚歌の状況でJやヤングKにがんばって欲しかったな、とは思いました。


さらに残念だったのが大好きなキャラのパグ犬フランクが登場しなかったこと。Jの部屋で××として登場してたけど、元気なところを見たかったなぁ。そういえばタイムスリップしてコニーアイランドに行ったシーンで「Speaking Pug」と描かれた見せ物小屋っぽい看板があったので、てっきり「ここで登場か!」と思ったのにあっさりスルーされてがっかしでした。


何か面白かったという割には不満ばっか書きましたが、それらの不満をぶっ飛ばすくらいラストは良かったです。パート4は作らずこれで打ち止めならOK。オススメー。


(その他)
・同行した娘さんの強い希望でIMAX最前列で鑑賞しました。予告編にもあった高い所から飛び降りるタイムスリップシーンこそ迫力満点でしたが、吹替え版ならともかく字幕版を観るのは本当にキツいのでやめた方がいいです。