早くマペットになりたーい - 『ザ・マペッツ』
人間のゲイリー(ジェイソン・シーゲル)と友人であるマペットのウォルターは、マペット・ショーの大ファン。ある日、ゲイリーと結婚が決まっているメアリー(エイミー・アダムス)たちのロサンゼルス旅行に同行させてもらったウォルターは、あこがれのマペット・スタジオに行くことに。しかし興奮もつかの間、マペット・ショーの殿堂はすっかり寂れており、かつての面影はなかった。さらに石油王による恐ろしい陰謀が発覚し、ウォルターたちは何とかしようと、現在は引退した“ザ・マペッツ”の人気者でカエルのカーミットを探そうとする。
川崎で観ました。超楽しかった!
『マペット・ショー』のコトはあまり知らなかったので、予習のために近所のツタヤで旧作をレンタルしたかったけど在庫なくってがっくし。でもこちら↓の素晴らしいまとめがとても参考になりました!観に行かれる方はぜひチェックしてみて下さい。
ザ・マペッツ/The Muppets 特集(1)マペットとは? | PAMI-roh
で、改めて本編について。劇場を救う為にかつての仲間を集めてショーを行うという『ブルース・ブラザーズ』的なベタでシンプルなストーリーですが、思いっきり泣かされました。クライマックスは当然ウルウル来たのですが、前半の「かつての仲間に会いに行く」シーンで、既にボロボロ泣いてしまいましたよ。協力をあっさり断ったゴンゾが実は...、のトコなんかね、もう最高でした。
ベタな話ではあるけれど「今っぽいなぁ」と思ったのが、メタ的なギャグや、マペッツ達が「時代遅れ」になってるという自虐ネタなんかもたくさんあったこと。この辺は同じエイミー・アダムスが出演していた『魔法にかけられて』を彷彿とさせましたね。こういう手法はやり過ぎたら嫌味になるけど、程よいバランスだったと思います。
あと、主人公はカーミット達ではなくて、あくまでもウォルターとゲイリーであり、彼らの成長にスポットが当たっていたのも良かったです。彼らが歌う『Man or Muppet』は本編のハイライトの1つですが、私はどちらかというとマペットとして生きたいよ!
↓『Man or Muppet』Music Video
良かったところは他にもいっぱいあるんだけど、あえて気になった箇所を挙げると、ショーを開始してから人々が集まることになったきっかけがほぼ描かれなかったこと。例えば、自宅でケンカしてる夫婦がたまたまテレビを見て「懐かしい!」と盛り上がって仲直りするとか、リアリティ番組に飽き飽きしていたキッズが「何コレ?!」と食いついてTwitterで一気に広がるとかさ、何かもうちょっと欲しかった。あと、ウォルターが最後に披露するアレ。これも昔ゲイリーが教えてくれていたけどうまくできてなかった、みたいな前フリがあったらもっともっと良かったと思う。
でもそれ以外は本当に良かったな。人間とマペット達が車に乗って大騒ぎしてるだけでも映画の魔法を感じられたし、ニヤニヤが止まりませんでした。音楽も全て最高!
↓The Muppets - Soundtrack preview!
残念なことに上映期間が短くTOHOシネマズ川崎も上映終了になってしまいましたが、まだ上映中の所はあるようなので気になった方はチェックしてみて下さい。オススメ!
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- アーティスト: The Muppets,Jason Segel,Amy Adams,Paul Simon,Mickey Rooney,Starship,Andrew Bird,Kermit,Miss Piggy,Gonzo
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