裸の銃を持つMr.ビーン - 『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』
かつて祖国の危機を救い諜報(ちょうほう)機関MI:7のエースとなるも、ある任務で自信を失ったジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)はチベットの僧院に引きこもっていた。そんな折、英中首脳会談を控えた中国首相を暗殺する動きがあることから、彼に情報収集と暗殺阻止の命令が下る。イングリッシュは新たな任務に張り切るが、思いもよらぬ陰謀が待ち受けていた……。
川崎に娘と観に行きました。超面白かったです!
前作は未見だったので、「前作観てなくても大丈夫かな?」とTwitterでつぶやいたら、速攻でオフィシャル・アカウントに補足され「大丈夫です!ご来場お待ちしてます!」と返信が来たのにはびっくりしましたw。
こういうコメディは人によって向き不向きがあると思いますが、私が観た回では他の観客もかなり受けが良くて会場全体が笑いにつつまれていい雰囲気でした。字幕版ということもあって娘の反応も気になりましたが、最前列で腹を抱えて笑ってました。
そういえばいとうせいこうが、「コメディを映画館で観る」ことについて以前こんな事を言ってました。
コメディ映画で言えば、みんなで笑いどころを探していく作業が “映画を観る” という作業だから。コメディは、みんなで教え合うの。「ここ、意外と笑えるらしい」 とか、逆に意図していないところでも笑うとか。
日活レポート | 日活
これって大事なことですね。家でDVD観るのも好きだけど、コメディはなるべく大勢で観るべきと思いました。必要以上に笑う客がいて引くこともたまにあるけど。
内容はもちろん『007』や『ミッション・インポッシブル』的なスパイアクションのパロディですが、全体的なノリが『裸の銃を持つ男』シリーズと似ていたので、こちらが好きな方にはオススメです。特に女王陛下と悪者を間違うギャグとかそのまんまでした。パロディといってもいいかげんな作りじゃなくて、ちゃんとお金をかけて作られているのも良かったです。
ローワン・アトキンソンといえばやっぱりMr.ビーンなわけですが、あの名作『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の脚本を書いたハーミッシュ・マッコールが本作の脚本を担当しているのもポイントです。『〜カンヌで大迷惑?!』はラストで号泣するほどの傑作なので未見の方にはオススメします。
他の見所は、『Xファイル』のスカリーでおなじみジリアン・アンダーソンがイングリッシュの上司役で出ていることですかね。あと、エンドクレジットでもちょっとした面白い映像が観られるので最後まで楽しめます。オススメ。
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