Hammer & Tongs
2003年から2005年にかけてMUSIC-VIDEODROMEというブログ?をやってた。簡単に言うと、毎日好きなMUSIC VIDEO(以下PV)を紹介して、視聴サイトや監督情報等を網羅することで、PVデータベースを構築することを目的としていた。そのおかげで、「このPVとこのPVは同じ監督だったんだ」みたいなことがだんだんと分かって来てそれなりに楽しかったけど、YouTubeの登場で存在意義も薄くなって自然消滅してしまった。
そんな中でお気に入りのPV監督の1人(1グループ)だったのが、Hammer & Tongs。名前だけ聞いてもピンと来ないかもしれないけど、彼らが作ったPVは皆知ってるハズ。
↓Blur / Coffee & TV
↓R.E.M / Imitation of Life
↓Badly Drawn Boy / Disillusion
↓Travis / Driftwood
Hammer & Tongsというのはユニット名(イギリスのことわざで「がむしゃらに働く」という意味)で、監督のガース・ジェニングスとプロデューサーのニック・ゴールドスミスによる2人組のコト。作風は一見キュートなんだけどシュールでもあって、非常にUK的なクセのある笑いのセンスに溢れている、って感じかな。
そんな彼らが挑んだ長編映画の第一作が『銀河ヒッチハイク・ガイド』(監督に推薦したのはスパイク・ジョーンズ)。
↓『銀河ヒッチハイク・ガイド』予告編
原作はUKでカルト的な人気があるSF小説で、できあがった映画も彼らのこれまでのPVと同じく、キュートでシュールな愛すべき傑作だった。オープニングのイルカの歌「So Long & Thanks For All The Fish」(さようなら、おいしい魚をありがとう)に始まり、鬱ロボットマーヴィンの健気さ、ズーイー・デシャネルのキュートさ、「宇宙の審理」の意外すぎる答え、どれをとっても最高だった。ただクセが強過ぎることもあり、日本では大ヒットというわけにはいかなかった(んだよね?詳しくは知らない)。
↓So Long & Thanks For All The Fish
そんな彼らの長編映画二作目がUKに遅れること2年、ようやく日本で公開された。タイトルは『Son of Rambow』(邦題『リトル・ランボーズ』)。(『リトル・ランボーズ』感想に続く)
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: Blu-ray
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
- 作者: ダグラス・アダムス,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/09/03
- メディア: 文庫
- 購入: 39人 クリック: 347回
- この商品を含むブログ (371件) を見る
(参考)
↓オフィシャルサイト。彼らのPVはここで視聴可能。
hammer & tongs - fine foods and film since 1994
Hammer & Tongs ガース・ジェニングス監督が贈る待望の新作映画「リトル・ランボーズ」
↓UKでは彼らのPV集DVDが発売されていた。欲しい!
Hammer & Tongs amazon.co.uk
収録曲はこちら参照。
↓みんな大好きなMilk君を組み立てよう!
OFF MODERN /// Hammer and Tongs