『トイ・ストーリー3』レビューまとめその1


トイ・ストーリー3』のレビューをまとめました。

おもちゃの役割とは、子どもたちの純真さ、無垢なイノセンスを保護し、いつか彼らがイノセンスを喪失するときまで想像力の保護者でありつづけることなのだという希望、願いが描かれる。子どもたちがいるかぎり、おもちゃは彼らのイノセンスを受け止め、その自由な想像力を保護する役割があるという結論にはほんとうに涙がでた。

2010-07-11 - 空中キャンプ

アンディにとってのウッディとはあくまでぬいぐるみのおもちゃである。でも映画を通して我々が見て来たのは、活き活きと躍動し、言葉を放つ、生命を持つものとしてのウッディである。
(中略)
 それが別れの瞬間にアンディにとってのウッディと我々が観て来たウッディが全く同じ存在であったことが判明する。
(中略)
このシーンによって、トイストーリーシリーズを通して描かれ続けてきた虚構と現実の重層的な構造が一つになる。

虚構と現実が交差する瞬間 〜トイストーリー3レビュー〜 - 枯れた知識の水平思考

うまく伝えられないが,ダークナイトのジョーカーと同レベルの演技力が,CGのおもちゃに吹き込まれていると言っても過言では無い.アニメータの表現力が,CGキャラが,ヒースレジャーの域に達した歴史的シーン.

2010-07-11 - 忘れないようにメモしとく

そしてその答えが描かれたとき『トイ・ストーリー』とはウッディら仲間たちがオモチャとして「すべての子どもたちへ」と成長していく物語であると同時にアンディが子どもから大人へと成長していく物語でもあったと気付かされる。

無限の彼方へ撃て、約束の物語を「トイ・ストーリー3」 - いずむうびい

一言で言えば、アニメであるとか実写であるとかの垣根を越え、一つの物語が終わりを告げ、まだ観ぬ新たなる物語が始まる継承の儀式として、極めて映画的にドラマチックな作品なのである。

ノラネコの呑んで観るシネマ トイ・ストーリー3・・・・・評価額1750円

子供は成長し、いつまでもおもちゃで遊んではくれない。新しいおもちゃが出たら迷わず買い、飽きたら遊ばない。ただ、そのおもちゃで遊んだことはふとした時に思い出として記憶に残る。まさに思い出はプライスレスなのだ。

思い出はプライスレス『トイ・ストーリー3』 - くりごはんが嫌い

ウッディやバズたちのように“エバーアフター”な人生を歩めなかったロッツォにこそ、おもちゃたちのリアルな想いは詰まっているのではないだろうか。
だから、アンディとウッディたちの選択に涙するより前に、私は最後まで絶望から抜け出せなかったロッツォに涙した。

『トイ・ストーリー3』 すきなものだけでいいです


番外編

父-『トイ・ストーリー3』で何が1番良かった?
娘-『えだまめ!』
...お前はいったい何を観ていたんだあああああ!!!