渋谷世紀末伝説 -スナナレ会の悲劇

岡山からアガサさんが文学フリマのために上京されたので、オフ会に参加しました。


これまで何度かオフ会的な集まりに参加した経験からいえるのは「ブログのキャラと実際のキャラは違う」ということ。今回の主賓「すきなものだけでいいです」のアガサさんもホラー映画レビューで有名だけど、実際は小柄で可愛らしい女性。同じくハードコアなホラーブログ「ナマニクさんの暇潰し」のナマニクさんも非常にフレンドリー。過激な言動の多い「俺の邪悪なメモ」の罪山さんも、「くりごはんが嫌い」のカトキチさんも、初対面のとらねこさんも実際には実にナイスガイ。


決して初対面の方との交流が得意ではない私も「このメンバーなら楽しいオフ会になりそうだな」「渋谷でオフ会なんてスナナレ会みたいw」と思ったその時、事件は起こった。


待ち合わせの場所に突然響き渡る二人乗りした改造ハーレー・ダヴィッドソンの爆音。『マッド・マックス2』のような光景に唖然とする我々の前でそのハーレーは止まった。そして乗っていた男が我々に向かってこう叫んだ。



メモリの藻屑、記憶領域のゴミ」のフモさんこと暗黒皇帝とその相方さんであった。まさかこんな方だったとは...。(ちなみに相方さんはモヒカン)。


こっからが、『マーターズ』よりも地獄だった。


1人ずつ暗黒皇帝の前に呼び出される我々。



「ほうおまえか、罪山ってヤツは?何かすごいブクマついてるらしいなぁ」
「(ガクブル)いや...、それほどでもないです」
「お前ブログ初めてどのくらいだ?」
「1年半くらいです」
「ワシはなぁ、7年やってんだよ!そんでもブクマ全然つかねぇんだよ!貴様なめてんのか!」
「すいません!すいません!(土下座)」
「お前、明日からワシのブログ1日1万回アクセスして、別IDで1000個ブクマしろ」
「分かりました!」
(罪山さんが翌日の文学フリマに来られなかったのはこれが理由です)


「お前か、カトキチってのはぁ?最近調子に乗ってるらしいなぁ」
「とんでもないです!じ、自分は暗黒皇帝様を尊敬しております!」
「おぉ、若いのに人間ができてるじゃねぇか。気に入った!この酒飲んでいいぞ」
(目の前に置かれるドラム缶)
「お、押忍!よろこんでいただきます!」
(目を白黒させながら一気飲みするカトキチさん)


「お前かぁ、doyってのはぁ?」
「は、はいっ!」
(私のカバンの中身を勝手に探る暗黒皇帝)
「お〜、ブルーレイとかCDが入ってるじゃねえか。これ欲しかったんだよ、ありがとな!」
「あ、あの、それは自分のでして...」



「す、すいません!もちろん献上します!ぶ、ぶたないで、ぶたないで下さい!」


ここで気絶したので、それからのことは覚えていない(「飛距離なう」とかちょっと聞こえたけど意味不明)。このように「ブログのキャラと実際のキャラは違う」のでみんなも気をつけよう。ぶ、ぶたないで、ぶたないで下さい!



(参考)
映画関連オフ会だった! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

すきもの主婦、都へ行く。 - すきなものだけでいいです


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