「地下鉄のザジ」完全修復ニュープリント版と「女は女である」


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新宿武蔵野館に「地下鉄のザジ」完全修復ニュープリント版を観に行きました。実は劇場で観るのは今回が初めて。「完全修復ニュープリント版」と銘打ってるので画質をかなり期待していたのですが、正直言って「どこを直したの?」という出来でした。50年前のフィルムだから色々難しいとは思うんですけどね。残念。


字幕はDVDとは違って「ケツ食らえ」が復活していたのは良かったです。


今回は、「ザジ」に関する小ネタを。


その1。12歳でザジを演じたカトリーヌ・ドモンジョ(1948年生まれ)は「地下鉄のザジ」以外には目立った出演作はなく、19歳で女優を引退しています。その後はどうされているのか気になってましたが、こんな写真を発見。



「ザジ」のポスターをはさんで右にいるのがカトリーヌ・ドモンジョで、左にいるのが「ザジ」の監督ルイ・マルの娘、ジュスティーヌ・マル。この写真は2007年に撮られたそうなので、59歳ということになりますね。お元気そうで何よりです。


その2。wikiによると

1960年(昭和35年)、レイモン・クノー原作、ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』の主人公ザジ役に抜擢されてデビュー、同作は大ヒットし、ドモンジョはいきなりスターになる。翌1961年(昭和36年)には、ジャン=リュック・ゴダール監督の映画『女は女である』にザジ役のまま出演した。


とある。「女は女である」は未見だったので、レンタルで鑑賞。ところが最後まで見たのにどこに出ているのか分からない。もう1度見直したら序盤の本屋のシーンにこんなのがあった。



小さくて分かりにくいが、右側のピンク色の本の表紙が「ザジ」だ!さらに同じ本屋のシーンで、



兄妹と思われる子供がいるんだが、このオカッパの女の子が「ザジ」なのか?ちなみにセリフなし。


「ザジ役で出演」というから、てっきりセリフくらいあるかと思ったんですけどね。映画自体も楽しかったので良しとします。


その3。12/19に「地下鉄のザジ【HDニューマスター版】」発売。Blu-rayでないのが残念だけど、一応出るみたいです。amazonで検索して偶然発見。


(関連)
「地下鉄のザジ」-THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE


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