-ナポレオンって悪人なのね-「ナイトミュージアム2」

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警備員として夜のニューヨーク自然史博物館を平和に戻して以来、ビジネスも息子との関係も良好なラリー(ベン・スティラー)。ある日、スミソニアン博物館の展示物から、助けを求める電話が舞いこむ。何と、世界征服を企むエジプト王ファラオが、歴史上の有名戦士たちを率いて戦いを始めようとしているとのことだっだ。


川崎109シネマズにIMAX吹替え版を娘と観に行きました。


前作は先日レンタルBlu-rayで見たばかり。その時の感想は「博物館の展示物が動くアイデア自体は最高だけど、あちこちでツメが甘い展開が気になる」だった。


今回も舞台をスミソニアンに移して騒動が起きる、という流れ自体は面白い。だけど、ストーリー等にツメの甘さもやっぱり感じた。


今回は警備員をやめて事業に成功したラリーが「再び博物館に戻って人間的な情熱を取り戻す」という話なのに、成功した彼がそんなに悪い人間に見えないのがつまらない。オレだったらこんな風にしてみる。

・成功したラリーは超イヤなヤツになってて子供との約束も平気ですっぽかす。
・きまぐれでやってきた博物館でも骨ザウルスに対して「お前と遊んでるヒマなんかねーよ、ヨダレつけんなって!」とツレない態度。
オーウェン・ウィルソンからのSOSにも「大事な取引があるから」と切ってしまう。一緒にいた息子は怒って出て行く。
・商談に向かう最中に博物館の前を通るラリー。過去の思い出が蘇って、商談すっぽかしてワシントンへGO!

これくらいの展開の方が盛り上がったんじゃないのー?


でも楽しい部分もたくさんあって、今回は絵画や写真も生き返る(?)のが楽しかった。アメリア役のエイミー・アダムスは超かわいかったし、「300」のパロディも最高。


それにしてもUSではナポレオンって「悪人」カテゴリなのね。それがびっくりした。どうせならヒトラーじゃダメだったのかなー。「あいつらゲットー送りにしてやる!」ってのが口グセ(ダメです)。


子供向け映画と割り切ってみればそれなりに楽しい。次回作はホロコースト博物館とか秘宝館あたりでどーだ?


(その他)
・娘は実写映画に慣れてないので、絵画や骨ザウルスに対して「アレ、どうやって動いてるの?本当に動いてるの?これって本当のお話なの?」と混乱していた。
・「カスター将軍」って全然知らなくて終わってからwikiで調べたんだけど、...こいつ相当ひどいヤツじゃん!
wiki-ジョージ・アームストロング・カスター
・特別料金払ってまでしてIMAXで観なくてもいいかなー。