子どもに見せたい映画百選その7-大人への階段としての「グレムリン」

グレムリン 特別版 [DVD]

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チャイナタウンの骨董屋で発明家ペルツァーが手に入れた不思議な動物モグワイ。彼はそれを息子ビリーへクリスマス・プレゼントとして贈るが、モグワイには、水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つの誓いが必要だった。だが、この誓いが破られた時、可愛いモグワイは恐るべき凶悪な怪物グレムリンへと増殖していく。かくして平和な田舎町キングトン・フォールズは悪夢のクリスマスを迎えることになるのだ。


先日娘と恵比寿の某オモチャ屋に行ったら、「グレムリン」のフィギュアがあった。
↓こんなの


「...これなに?」
「これ?グレムリン。かわいいでしょ?」
「(無言で首を横に振る)」
「ウチにもフィギュアあるけど見せてあげよっか?」
「いや!こわい!ぐれむりん、きらい!」


というわけで重度の「グレムリン恐怖症」になってしまった。これはいかん。グレムリンを怖がるようでは全うな大人になれない(多分)。


「あのグレムリンは悪いヤツで、こっちのモグワイが正義の味方なの。そんで、グレムリンをやっつけちゃうんだよ」
「...こっち(モグワイ)はかわいいね」
「でしょ?だからお父さんと一緒にDVDで『グレムリン』見ようよ」
「...こわいからいや」


何とか1週間かけて説得し「途中までなら」という条件で一緒に見ることに。冒頭はすっとばしてモグワイを家に連れて帰るシーンから始める。モグワイの可愛さにしばし見とれるが、誓いを破っていよいよグレムリン登場。主人公のオカンとキッチンで壮絶なバトルが始まった(ミキサーとかレンジでチンとか)。このあたりからさすがに怖がって両手で顔を覆うが好奇心の方が勝ったようで指の隙間から見続けていた。


プールに入って大増殖したグレムリンがバーや映画館で大騒ぎ(「白雪姫」を見ながら大合唱!)するあたりでは、もう怖くなくなったようでノリノリ。結局最後まで鑑賞できた。グレムリン恐怖症克服。感想を聞くと「おんなのかっこうしたぐれむりんと、おとこのかっこうしたぐれむりんが、てっぽうをばーんてうつのがおもしろかった」そうです(バーでのシーンにそういうのがある)。


これでまた一歩大人の階段を登れたね!(間違った階段かもしれんが)

子どもに見せたい映画百選
1.シザーハンズ
2.アイアン・ジャイアント
3.ショート・サーキット
4.ジャイアント・ピーチ
5.インディ・ジョーンズ-失われたアーク
6.サボテン・ブラザース
7.グレムリン