CHRISTMAS ON MARS

クリスマス・オン・マーズ

クリスマス・オン・マーズ

この映画は、赤い星レッド・プラネットの植民地化が進む中、クリスマス時期の火星での話である。酸素発生器と重力調整機が故障し、Major Syrtis(リップスのスティーヴン・ドローズ)と彼の部下(リップスのベーシストのマイケル・アイヴァンスを含む)は最悪の事態を恐れるようになる。 Major Syrtisは子供の誕生の他、不思議なことを白昼夢に見るようになる。そして心優しい宇宙人超人(コイン)がやって来て、取り残された宇宙飛行士たちを励まし、助ける。

The Flaming Lips / ザ・フレーミング・リップス「CHRISTMAS ON MARS / クリスマス・オン・マーズ」|ワーナーミュージック・ジャパン


フレイミング・リップスが7年かけて製作した映画「CHRISTMAS ON MARS」のDVDがオリジナル・スコアCDとの2枚組で無事日本盤が発売されました。この映画、かなり凄いことになっています。一応ストーリーはあるものの、状況説明等は一切ないのでほとんど理解不能。出演者もバンドメンバーや家族、スタッフがほとんどで、宇宙基地のセットはウェインが自宅の裏庭に自身で作ったモノ。雰囲気的には「イレイザーヘッド」等のアンダーグラウンド・カルト・ムービー。ただしウェイン自身は、

『火星のクリスマス』は、手の込んだアート映画っぽい作りではあるものの、僕からすればバンド、そしてその友人と家族が出演したホーム・ムーヴィーに過ぎない。
DVDのライナーノーツより


と語ってます。恐ろしく手の込んだホーム・ムーヴィーだけどね。


この映画がどんな風に凄いのか?は言葉にするのが難しいので、以下、キャプチャー画面で説明。
(少しグロ画像があるので一応たたみます)



オープニング。口から宇宙船を出す宇宙人ウェイン。


唯一の女性出演者はウェインの妻。


一応主人公っぽいバンドメンバーのスティーヴン。彼は様々な幻覚に悩まされる。


宇宙基地の機械なんだけど、どう見てもオーブン。


こちらもバンドメンバーのマイケル。


赤ん坊の幻覚。


食べられる赤ん坊。ギャー!


クルーに捕らえられるウェイン。


頭が女性器(!)の何かが血だらけの赤ん坊を抱えている。


ギャー!


成り行き上サンタになるウェイン。果たして奇跡は起きるのか?


その他の見所。
・サラウンド大好きなウェインがこの映画に採用してるのが「ZETA BOOTIS SUROUND SOUND」というサラウンドシステム。映画の冒頭に流れる映像が死ぬ程かっちょいい。
・CDに収録された曲は全てインスト。テーマ曲くらい作って欲しかったなー。


「CHRISTMAS ON MARS」トレーラー



The Zeta Bootis Mega Supersonic Super-Sound Surround System