金子國義サイン会
- 作者: 金子國義,平地勲
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
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「金子國義の世界」発売記念にサイン会が開かれるという事で嫁さんのお供で新宿伊勢丹に行って来ました。初めて副都心線に乗ったけど快適、快適。
こういうサイン会ってどのくらいの人数が集まるのか?早く行って整理券とか押さえた方がいいのか?そもそも金子國義ってどの程度人気や知名度があるのか?諸々不安なままサイン会の2時間前に会場に到着。
恐る恐る整理券等ありますか?と聞いてみると「特にないので、サイン会開始前に来てくれればいい」との事。肩透かしをくらったものの仕方ないので喫茶店で時間をつぶす。
今回嫁さんは金子國義のゆかたを着て来た。
私が言うのも何だが、超かっこいい。昨今の「今風ゆかた」(パステルカラーで巨大なハイビスカスが描いていたり、レースがついてたりするケバケバしいヤツ)は嫌いなんだけど、突拍子も無い柄のようでシックで落ち着いた雰囲気が粋。よくは知らないけど、そもそも着物の世界において「どくろ」のモチーフはメジャーであり、別に奇をてらったものではないらしい。
ソレはソレとして、まぁお値段はそれなりですが...。
そんな状態で時間が来たので会場に戻り、整理券をゲット。程なく金子國義本人が登場しサイン会が始まった。想像ではサインを貰いながら一言二言会話して後はベルトコンベアーのごとくどんどん流れていく、と思っていたら、実際には1人ずつ5分程度じっくり話し込んでいる模様。この状況にあからさまに動揺する嫁さん。
「な、何を話せばいいの??」
冷静に考えれば別にそんなに構える必要もないと思うんだけど、このクラスのアーティストというのは一種の珍獣みたいなモノ(凄く失礼なことを書いてる気がするが、芸術家とはそういうモノだと思ってる)なんで、分からなくもない。
結局「ゆかた着てくれたんですね」とかそんな話をしていたらしい。が、後半は「質問がよく聞き取れなくて」グダグダになったそうだ。まぁそんなモンでしょ。本人は「これで人としてのレベルが上がった」と申してました。