ヒルズ・ハブ・アイズ - THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE

警官を退職したボブが家族を連れてトレイラーで砂漠を横断中、故障により砂漠の中で立往生することに。だが核実験場に近いその荒地は、放射能によって突然変異を起こした食人一家がおり、カーター一家との殺し合いが始まるのだった…。

被爆者の描写が非人間的といった理由（なんだよね？）で日本では劇場公開もDVD発売も不可能と言われていた「サランドラ」のリメイク作品を渋谷シアターNでのレイトショー最終日にすべりこんで鑑賞。
途中まではオリジナルとほぼ同じなんだけど、後半誘拐された赤ん坊を取り返すべく父親が食人家族の集落に行くあたりから、出るわ出るわ「これが原因で上映できなかったのね」と思わず納得する被爆者＝食人家族の方々の全貌。先日読んだ「珍世界紀行」ショックがフィードバックされて大変でした。前作の「ハイテンション」がかなりアクロバティックなオチだったんで心配していたけど、今回はオーソドックスな展開、かつハードコアな切株描写で大変満足しました。
この半年でオリジナルの「サランドラ」、リスペクト作品「クライモリ」、その親戚のような「ディセント」、「サランドラ」の双子といえる小説「オフシーズン」、その続編「襲撃者の夜」。これらを一気に見た（読んだ）のでお腹いっぱい。もうしばらくこの手のホラーはいいかも。