漂流教室完全版1
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: コミック
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★少年サンデーコミックス版で11巻の大著を全3巻で刊行。
http://umezz.com/mt/archives/001052.html
★全3巻で単行本未収録追加ページは181ページ(本文のみ)、全巻すべて1巻あたり700ページ(本文)を越える分厚さ(概算)。
★追加ページの内容は、連載時の扉ページと、その扉ページの次のページなどです。連載時の扉ページは単行本化の時に外されています。それに伴ってページの開きが変わるのを調整するために、単行本化の際に連載時の原稿を抜き取っているわけです。今回はそのあたりを出来る限り復元していますので、あたかも週刊連載を読むような緊張感が味わえます。
★これまでの単行本では、章立てのタイトルが原稿にかかっていますが、今回はこのタイトル部も外していますので、オリジナルの画稿に近いものが楽しめるようになっています。
★ネームもできる限り雑誌連載時のネームに近づけています。
★初回単行本での入れ違えミスのあったページも全て修正。
★楳図かずお協力のもと、雑誌にも掲載されなかったカットもちょっとだけ含みます。
★本文用紙の厚さから無駄を省き、全3巻あわせても12センチにみちっと詰め込まれてます。
10/30の発売日、辛抱堪らず会社の昼休みに購入したよ>バカ。
もういまさら語る必要がない傑作だけど、改めて読むと本当に凄いね。この1巻だけでも
・「パパ、ママに会いたい」と叫びながら学校の屋上から次々に飛び降りる一年生
・(飛び降りて死んだ子供を抱えて)「こうなってもいいのか!」と叫ぶ主人公
・未来怪虫と戦ってはらわたをぶちまけて死ぬ同級生
とかトラウマ必至。今後も
・斧で自分の頭を割って自決する子供
・空腹で同級生の死体を喰う
等さらにヒートアップするんだけど...。
もちろんこの漫画の凄さは「残虐表現」ではなくて、根本的には(他の作品も含めて)「優れた児童文学」にあると思うんだけど、その話はまた改めて。
「漂流教室」の忘れられないキャラクターといえばパン屋の関谷!さっき調べたら38歳だった。同じ年かよ!
「関谷さまといってみろ!」は名セリフですな。
2巻、3巻が待ち遠しい。この勢いで「わたしは真悟」の完全版も..。