グエムル

http://www.guemuru.com/
ローソンで購入(意外と安かった)。
グエムル登場シーンは凄すぎ。「ザ・ワールド・イズ・マイン」でヒグマドンが大館に突如現れるシーンを彷彿とさせました(電車の窓から自分の目で怪物を見ているのに誰も騒がない、とか)。ポン・ジュノ監督は日本のマンガが好きらしいんでもしかしたら見てたのかも(あと「パトレイバー」も)。
ここからダメ家族が娘を救出するために奮起する緊張したストーリー展開になるハズなんだけど、そこはそれポン・ジュノなんでところどころの演出がコメディタッチ。「吠える犬は噛まない」「殺人の追憶」もそうだったけど凶悪ですね。笑っていいのかどうか分からん。
あからさまな米批判もそうだけど、あのラストは今の日本映画では考えられない。何だか「泣ける映画」というものを全否定しているようにも思えた。こんな(日本から見ると)「変な映画」に巨額の予算かけて作れるって凄いよなー。
今個人的に1番好きな映画監督は「復讐三部作」のパク・チャヌク(演出の「凶悪さ」ではこちらが数倍勝ってる)なんだけど、この作品で2位がポン・ジュノになった。別に韓国映画が好きなわけではないのに(韓国料理は好きだが)。