体験!旭山動物園

旭山動物園オフィシャル
日本最北にして夏期の入場者数が日本一の動物園、北海道旭山動物園のDVD。保育園の友達が持っていて評判を聞き購入。確かにヘタな映画より全然面白い。「どのように動物を見せればお客さんが喜んでくれるか?」ひいては「自分だったらどういう動物園が見たいか?」を徹底的に考えて作られたのかがよく分かる。シロクマのドーム*1なんて並んでも見てみたいもんね。
ちょうどこのDVDを見ていた時に読んだ、デジタルオーディオプレーヤーに関する記事が面白かったので紹介(山田祥平のRe:config.sys)。

iPod Photoを初めて手にしたときに感心したのは、画面の美しさよりも視認性を優先している点だ。普通なら、Photoを楽しむ機能を搭載したのだから、より美しく画像を見せられるようにするはずだ。ところがiPodは、アウトドアでの視認性を優先していた。この発想は、実際に、デジタルオーディオプレーヤーを携帯し、炎天下で使ってみた人でなければ持てないと思う。朝日の降り注ぐ街路をジョギングしながら使ってみた人でなければわからないだろう。
(中略)
このあたりの物創りポリシーに関しては、たとえば、松下のD-Snap Audioなどと比べてみるとおもしろい。
 今年の春に同社から発売された「SV-SD 100V」を初めて手にとって見たとき、なんておしゃれな製品だと思った。化粧直しにも使えそうなミラー仕上げと、キャラメルを思わせるスクエアなデザインは、とても魅力的に感じられたものだ。
 ところが使ってみるとものすごい違和感を感じる。たとえば、この製品には左側にボリューム「+」と「-」の2ボタン、右側に「前へ」、「再生/ストップ」、「次」の3ボタンが装備されている。ボリュームを上げるために親指で+ボタンを押そうとすると、正面から本体をつまむようになる。そうすると、どうしても人差し指が「次」ボタンにかかってしまう。押しボタンなので、どこかに支点がなければ押せないのだが、そのときに誤操作させてしまう可能性が高いのだ。
 しかも、ハーフミラーに浮かび映えるせっかくのおしゃれな3色有機ELディスプレイの表示は、直射日光が降り注ぐ屋外ではまったく見えない。5分もさわっていればわかる操作性の難点が、そのまま製品になってしまうというところが問題だ。
(中略)
作り手の顔が見える製品と、見えない製品。どちらかを選ぶとしたら、ぼくは確実に前者を選ぶ。



非常に共感できる記事でした。映画とかも同じだもんね。


このDVDはまりんも気に入って「クマさん見る〜」「ペンギン見る〜」と毎日叫んでます。11/15には「プロジェクトX」で旭山動物園が取り上げられるようなのでこっちも注目。

*1:シロクマの敷地内に半球形の強化ガラスでできたドームがあり、そこに首を入れると(運が良ければ)餌として食べられる動物の気分が味わえる、という代物。映像で見てもすっごい迫力。