アボカズヒロインタビュー

国内盤レビュー)。幼稚園DJで話題のアボカズヒロさん(id:abolabo)へのインタビュー。色々と面白かったです(動画は見れてません)。我が家でもiTunesでテクノからDUBから童謡まで幅広くかけてますけど2歳児1人では反応が稀薄なんで今ひとつつまんない。そういえば自分も学生時代(15年くらい前)に保育園に行って録音したことがありました。
福岡の某ショッピングセンターで「サンクス・パパ」という「父の日」のイベントがあり、依頼を受けた友人がオブジェを制作することになりました。なぜかミーティングに参加した私が(どこでどう間違えたか)当日フロアでかかる音楽を担当することに決定。といっても今も昔も作曲などできないので、「子どもに『お父さんありがとう』としゃべってもらい、それをサンプリングして、インストの曲(坂本龍一「黄土高原」)にかぶせよう」と考えました。じゃあ子どもの声をどうするか?ということになり、当時つきあっていた彼女のお母さんが保育園の先生だったので相談してみると園長先生と面会できることに。「これこれの理由で録音したい」と説明するも、あまり理解してもらえず(このあたり同じだなぁ)時間はかかりましたがようやく許可がおりました。そんで当日録音機材(といってもラジカセ&カセットテープ)を持って保育園のあるクラスへ。園児も突然やってきた訳の分からない男に困惑しているようだったので、腹を決めて即興で「子ども番組のやさしいお兄さん」を演じることに。
「やぁみんなこんにちはー!」
(園児)「こんにちは−」
「もう1回こんにちはー!」
(園児)「こーんにちは−!(絶叫)」(つかみはOK)
「みんなお父さん好きですかー?」
(園児)「スキー!」
「じゃあ今日はお兄さんと一緒にみんなでお父さんにありがとうを言いましょー」
(園児)「ハーイ!」
ここまではどうにかうまくいったけれど、実際はそう甘くなかった。すごくハキハキしてやる気十分の子どもでも、いざマイクの前で一人になったらしゃべれなくなるのだ。しょうがないので次々に園児を入れ替えて最終的にどうにか10人分くらいの声を録音することに成功。とっとと退散したかったけれど、園長先生に「じゃあお兄さんも一緒に給食にしましょう」とか言われ、辛くないカレーや牛乳(私は牛乳嫌い)を無理矢理笑顔で飲み食いさせられました。その間も園児が背中に乗っかるは手を引っ張るは数人同時に話しかけてくるはで気が狂いそうでした。あの時絶対に保育士にはなるまいと心に決めました。そんな私も今では毎日保育園に娘を送り届ける毎日を送っています。保育園DJ。機会があったらちょっとやってみたいかも(ちなみに園では「マツケンサンバ」が大人気)。そういえばあの時のカセットテープどこに行ったんだろう?