とにかくさけんでにげるんだ

とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本 (いのちのえほん)

とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本 (いのちのえほん)

子どもが誘拐や性的虐待にあわないよう、またはあってしまった時にどうすればいいかをテーマにした絵本。「しんせきのおじさんの家で」というお話では女の子が「身体を触られて遊ぶゲームをやらされた」という直接的な表現で衝撃的な内容になっています。最初はすげー本だなーとネタにする気マンマンだったのですが、ウチにも娘がいるもんでだんだんシャレにならない気持ちになってきました。
元々はアメリカの絵本で原題は「YOU CAN SAY"NO"」というそうです。カナダの小学校では副読本として使用されているらしい。個人的には日本の小学校に採用してもいいと思うが反対意見もあるんでしょうね。なるべくなら避けて通りたい道ではあるし。以前知的障害者性教育が「表現が露骨すぎる」としてクレームになったニュースを見たことがあるけど、この絵本の巻末に原作者による「おうちの方へ」というあとがきがあって、そこには「子どもと話すときには体の部分の呼び方は、俗称ではなく正確な名前(ペニス、ワギナなど)を使うようにして下さい」と書かれていました。絶対こっちの方が正しいよな。