ほえる犬は噛まない

オフィシャル)レンタル。嫁さんは「フランダースの犬」の話になると必ず「だからーネロが韓国人だったら良かったんだよ。そうすりゃパトラッシュを食べて助かってハッピーエンドだったのに」と言うので、その都度「アホか」と言っていたのですが、実はこの映画の原題は「フランダースの犬」(エンディングテーマはアニメの主題歌のハードコア・バージョン)。そして韓国文化の1つ、「犬喰い」シーンが頻繁に登場するのだ。そんな映画とは知らずに軽いコメディと思って見たのでマジでびっくりした。
監督は「殺人の追憶」のボン・ジュノ。ある団地で頻発する「子犬連続失踪事件」に団地の管理事務所に勤める女主人公や大学教授になれずに悶々とする青年らが巻き込まれていく様を描いていて、ありがちな展開にならずに(おばあさんの伝言とか)、カメラワークも独特で、音楽はなぜかジャズを使っていたりと非常に面白かったのですが、ラストはちょっとよく分からなかったなぁ。曲がりなりにも犬や(間接的ではあるけど)人が死んでいるんだから、その辺突っ込まなくていいの?とか思っちゃいました。それとは別にいわゆる韓国の小市民の生活を垣間みれて面白かったです。
余談ですが、以前新大久保で犬肉を食べたことがありますが、そのうち1人が具合が悪くなり、他の1人(女性)はすごくハイになって手がつけられなくなりました。ちょっとしたドラッグですよ、アレ。