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YMOのベストをレンタルした(金欠)。坂本ちゃんの顏文字多用の解説にちょっとクラッときましたが中身は良ろしい。ちゃんと聴き比べた訳じゃないけど、以前のCD*1より音がはっきり聴こえて気持ちがいい。選曲も個人的には今までで1番好きです(嫌いな人も多いらしいけど)。改めて聴くと色んな発見がありますね。「サービス」はSETのせいか印象が良くなかったけど、「THE MADMEN」とかかなりかっちょいいと判明したり、久々に聴いた「音楽」の歌詞*2が妙に心に響いたり、「U.T」の間奏のギャグ?*3とかは、自分の笑いのルーツはやっぱこの辺だよなぁ、とか思ったり。

でもYMOクラフトワークに固執し続けるのっては、実は抵抗があるのだ。若かりし頃、大人がビートルズとかに夢中で、当時のニューウェイブやパンクといった音楽を無視(少なくとも自分にはそう見えた)するのがイヤで、無理矢理にでも過去を否定しないと新しい音楽は生まれてこないと思っていた。真心ブラザーズ「拝啓、ジョンレノン」の歌詞や「さらば青春の光」みたいに。最近はそこまで極端な考えは持っていないけど、それなりに年も取ったので、自分が新しい音楽なり、文化なりを受け付けなくなるような気がして時々ちょっと恐いのだ*4。まぁ考え過ぎと言われればそれまでですが。

*1:16年前に買った初のベストCDの事。そりゃ音も違うよな。

*2:坂本ちゃんが美雨ちゃんの為に書いた。娘を持つ身になって聴くと泣ける。

*3:すっごくシリアスな曲に、わざわざくだらないやり取りをインサートして、しかも「ドラムすごいですね」「えぇすごいです」みたいな事を恥ずかしげもなく言う、といった事。

*4:別にモー娘の名前言えないとオジサンと思われる!といった意味ではないです。