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ロンドンの闇、詰め合わせ映画『フロム・ヘル』

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ジョニー・デップ主演の『フロム・ヘル』という映画が好きです。切り裂きジャック事件をモチーフにして結構グロ度は高いものの、役に立つんだか立たないんだかよく分からない予知能力を持つ警部役のジョニー・デップと、娼婦役のヘザー・グラハムの切ないラブ・ストーリーという側面もあって色々面白い。

 

 

原作は『ウォッチメン』で有名なアラン・ムーアが原作のグラフィックノベルで、こちらは未読。興味はずっとあるんだけど、アメコミって高いんだよね… 。

 

 

切り裂きジャック事件をモチーフと書いたけど、本作はもちろんフィクションなので史実とは異なる部分もある。とはいえ、史実通りの設定も非常に多くて、切り裂きジャックの被害者である5名の娼婦の殺害順(3人目を殺した後に解体しようとしたが、見つかりそうになり逃亡しつつも、数時間後に4人目を殺害したり)や、犯人が犯行現場に残したメッセージを警察上官がなぜか消したりした事なんかは史実通り。『フロム・ヘル』というタイトルも、実際に切り裂きジャックを名乗る男から警察に届いた手紙の一文だったりする(ただし同様の手紙は山のように届いたのでどれが本物の犯人からの手紙かは分からずじまい)。

 

 

↓当時の新聞に掲載されたイラスト記事

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そんな切り裂きジャックは去年「DNA鑑定で犯人が判明!」と話題になったけど、すぐ後で「実際は違った」というニュースも流れて何だかよく分からない事に。今さら犯人分かってもねー。

 

news.livedoor.com

 

 

フロム・ヘル』に話を戻すと、切り裂きジャック事件だけではなく、さらに秘密結社「フリー・メイソン」やリンチの映画でおなじみの「エレファント・マン」という大ネタを絡ませて、事実とフィクションを絶妙に混ぜ合わせる所がとても面白い。大三元ってヤツですよ、麻雀知らないけど。

 

 

19世紀の暗黒のロンドンの詰め合わせ映画としてオススメです。

 

 

 

 

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 上

 

 

 

フロム・ヘル 下

フロム・ヘル 下

 

 

 

図説 切り裂きジャック (ふくろうの本)

図説 切り裂きジャック (ふくろうの本)