No Lie-SenseのLiveに行って来ました


鈴木慶一KERAのユニット、No Lie-SenseのLive(The First Suicide Big Band Show at 東京キネマ倶楽部)に行って来ました。


11月に発売された1stアルバムでは、ムーンライダーズの「だるい人」や、有頂天の「僕らはみんな意味がない」というナンセンスの極地のような二曲をカバーしていて悶絶するくらい楽しめましたが、これらがライブではどのように表現されるのか気になってました。


このユニット結成のいきさつやアルバムの解説等はこちらの記事に詳しいです。

インタビュー:行き当たりばったりが背中を押してくれた――No Lie-Sense(鈴木慶一 + KERA)、その全貌が明らかに - CDJournal CDJ PUSH


ちなみに「だるい人」の歌詞はこんな感じ(作詞は蛭子能収!)

突然、腕がだるくなり
お茶をこぼした
濡れた机、拭く気もない
ストロー持って来て
チュ、チュチュチュ チュ、チュチュチュチュ

月にでも行ってみたい
そんな気がする四十代
できれば何にもしたくない
金さえあればの四十代
ああ金が欲しい
自由が欲しい
何もしたくない


会場の東京キネマ倶楽部は鴬谷にあるライブハウスで、wikiによると「大正時代のダンスホール」をイメージしているらしく、雰囲気が独特で面白かったです。


オープニングアクトアーバンギャルドで盛り上がってから、パジャマ姿のお二人君臨。アルバム同様「ナンセンスとスーダラ」を体現するユルいようで実は辛辣なようでやっぱり意味がないような不思議なステージを展開。アルバム中最もキテレツな楽曲「MASAKERU」では、緒川たまきさんもさっと登場し、さっと退場され超盛り上がりました。


↓LIVE前?終了後?の写真


さらに数曲の新曲も披露。「イート・ドーナツ・イート」と呼ばれた曲では、歌詞の代わりにステージ上でドーナツ食べてましたw。その直後の慶一さんの「おれ、ドーナツ嫌いなんだよ」にも爆笑。そしてアンコールでは大好きなモンティ・パイソンの「Always Look on the Bright Side of Life」のデタラメな日本語替え歌まで飛び出し感極まりました。


↓何をやってるのかさっぱり分からないw


↓だけど感動的なエンディング


個人的には鈴木慶一は日本最高の詩人だと思ってるし、KERAにも若い頃随分と影響を受けたので非常に感慨深かったです。今後も色々とやってくれそうで楽しみ。次のライブはワールドハピネスだそうです!


P.S.
会場で有頂天のアルバム「GAN」が再発されていたので購入しました。「大失敗'85」の歌詞「意味を破壊することより無意味を作ろう!ユートピアの定義かざし戦争でもしてろ!」が一段と胸に響きました。


※LIVE写真は全てNo Lie-SenseのFacebookより。



First Suicide Note

First Suicide Note

GAN

GAN