『坂道のアポロン』を読みました
1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校してきた男子高校生・西見薫。
転校初日、バンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。
更に、薫は千太郎の幼馴染・迎律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。
坂道のアポロン - Wikipedia
小玉ユキさんの『坂道のアポロン』(1〜9巻)を読みました。最近まで深夜にアニメ版も放送していたようですが、タイミングを逃してしまいそちらは未見。
普段、いわゆる少女マンガを読まないので、男子高校生2人がいちゃいちゃするベタベタな青春ストーリー(褒めてます)がとても新鮮で、懐かしい佐世保弁の会話もあって楽しめました。ラストシーンはじーんとしちゃいましたよ。
で、なぜこのマンガを読んだかと言うと、最近になって知ったんですが、これ私の母校が舞台になってるんですね。タイトルに「坂道」とついてるように、その高校は急勾配の坂を登った所にあって、マンガのキャラと同じく私も3年間登った坂なのでした。まぁマンガみたいに甘酸っぱい思い出なんかないけどねっ。
上のあらすじにあるように、『坂道のアポロン』の舞台設定は66年〜68年頃になってるんですが、薫たちが卒業した翌年の69年に、この高校では実際にある事件が起きています。それが「佐世保北高バリケード封鎖事件」。首謀者は当時17歳の村上龍でした。
その実体験を元に書かれた自伝的小説が『69』で、後に妻夫木聡を主演に映画化されました。なので、『坂道のアポロン』と『69』は実は地続きなんですね(どちらも学生運動と音楽(ロックとジャズ)が絡む恋と青春のストーリー)。
もうすぐしたらアニメ版のBlu-ray/DVDも発売されるようなので、レンタル等で観ようと思ってます。
(関連)
アニメ「坂道のアポロン」公式サイト
坂道のアポロン 舞台探訪(聖地巡礼)
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