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ギレルモ・デル・トロ『ザ・ストレイン』を読みました


ギレルモ・デル・トロとチャック・ホーガンが書いた小説『ザ・ストレイン』を読みました。軽く内容に触れてるのでそのつもりで。


ストーリーはこんな感じです。

2010年9月、ニューヨーク・JFK国際空港に着陸した旅客機が、とつぜん外部との無線連絡を絶ち、すべての電気系統を落として誘導路上で沈黙した。人質事件の懸念から突入したレスキュー隊が発見したのは、約二百名の乗客が席に着いたまま静かに息絶えている姿だった……。
バイオテロの可能性から、当局はCDC疾病対策センター)の特別班を召集する。チームを率いる疫学者イーフリアムは最愛の息子ザックと過ごす貴重な週末をきりあげて空港に急行し、機内のバイオハザード調査に入るのだった。


ここだけ読むと、新種ウィルスによるパンデミック・パニック小説みたいですけど、そこはそれデル・トロなんで、実際には地球上に太古の昔から存在していたヴァンパイアと人類が戦う話なのでした。つまり『ブレイド』とか『ヘルボーイ2』っぽい話。ただし主人公は特殊能力がなく、離婚調停中のただのおっさん。


Wikiによれば、元々TVシリーズとして企画されていたようですが製作は中止となり、映画化するにはあまりにも規模が大き過ぎるので、小説という形で発表されることになったようです。本書は三部作の第一部にあたり、第二部『The Fall』、第三部『The Night Eternal』と続きます。アメリカでは全て発売済みですが、日本では現時点で本書のみのようです。


冒頭の「旅客機の乗客が全員死亡」という突飛な設定からまず引込まれます。謎が少しずつ解けていく中盤と、ヴァンパイアとの戦いがメインとなる終盤はやや定型通りという印象もありますが、ニューヨークという土地の特長をうまく利用した設定等色々面白かったです。


登場するヴァンパイアの特長ですが、『遊星からの物体X』みたいに人間に寄生して増殖するタイプなのですぐには見分けがつきません。下の予告編映像(あくまでも小説の宣伝のための映像、と思う)を見ると分かりますが、寄生された人間は『バイオハザード』のゾンビっぽい雰囲気があります。


↓『ザ・ストレイン』予告編映像


映像化ではなくコミック化はされているようです


死んだはずの娘が...


満面の笑みのトロちゃん


ラストは第二部へと続くべく、イヤ〜な感じで終わるので、そういうところもデル・トロっぽかったですね。第二部、第三部の日本発売、もしくは映像化があるのか不明ですが、気長に待ちたいと思います。


(参考)
ザ・ストレイン - Wikipedia

The strain hayakawa-online


ザ・ストレイン

ザ・ストレイン