ガールズ・ムービー全部入り - 『ローラーガールズ・ダイアリー』
17歳のブリス(エレン・ペイジ)は、美人コンテストで優勝することだけが幸せな将来を送れると信じて疑わない母親の下で、コンテスト漬けの日々を過ごしていた。そんなある日、ブリスは年齢も仕事も多種多様な女性たちが集うローラーゲームに心奪われ、新人発掘試験に参加。ずば抜けたスピードで見事入団を果たしてしまう。
2ヶ月以上前ですが、『ローラーガールズ・ダイアリー』を観に行きました。
ドリュー・バリモアの初監督作品ということでもっと大々的に公開されると思っていたのに、かなり小規模だったのでびっくり。しかし映画はひっじょーに面白くて、「ガールズ・ムービー」と聞いて思い描く全てが詰まってるような、そんな最高に楽しい映画でした。
邦画でも似たようなガールズ・ムービー(女の子がスポーツを通して成長)ってありそうだけど、本作はエレン・ペイジ(高校生役)以外のチームメイトやライバル(ジュリエット・ルイス!)がほとんど30代ってのが特長。決して若くない裕福でもない彼女達が自分のため、チームのために殴り合ったり、パイ投げで大騒ぎする場面がひっじょーに良かった。年齢とか性別とか関係ねーぜ!
ストーリーは単純だし、意外な展開なんて微塵もないけど、きっちりと隙なく作っていてすごく好感が持てました。ドリュー監督侮るべし。
東京地区の公開は終わっちゃったけど、地方はこれから始まるところも多いようなので、今さらながらの感想でした。世界中の女性とガールズ・ムービー好きにオススメ。
(その他)
・全編に流れる音楽が最高だったので、iTunesでサントラ買った。RadioheadやMGMT等が未収録なのは残念。The Raveonettesの曲も入ってるよ。
- アーティスト: The Section Quartet
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 61回
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・エレン・ペイジと仲違いする母親役が『ミスト』のキチガイおばさんなんでちょっとドキドキ。
・出番は少ないけど『デス・プルーフ』のゾーイ・ベルの笑顔は最高。
オマケ
Ellen Von Unwerthが雑誌『Vs.Magazine』用に映画公開にあわせて撮影したファッション・フォト。最高すぎる!
Ellen von Unwerth, "Hot Skates"