おれは朝のナパームの匂いが大好きだ-『アバター』

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下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク（サム・ワーシントン）は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女（ゾーイ・サルダナ）に助けられる。

川崎IMAXで字幕版を鑑賞。

話題の3D映像はかなり楽しめました。あの鳥みたいなのに乗って空を飛ぶシーンの爽快感は素晴らしかった。ただ、ストーリーは予告編で見て想像していたのとほとんど一緒。まったく意外な展開にはならないし、陳腐と言ってもいいレベル（キャメロンに「意外な展開」を求めるなと言われるとそれまでだけどさ）。

じゃあ3D以外は見所ないのかといえば、あるんだよ。

今回の悪役がこちら。

この大佐がナヴィ族の聖地である森を攻撃するんですけどね。これがほとんど『地獄の黙示録』なんですよ。最初は「人道的」にガス弾とか撃っていたのに、ナヴィ族が弓矢wで対抗しようとするもんだから、あっさり爆撃に変更。

ドアーズ「ジ・エンド」は流れません。

「おれは朝のナパームの匂いが大好きだ」（言ってません）。

オマケにこんなパワードスーツまで出て来る。

ラストはこの重火器軍団とナヴィ族の戦いなんで、超楽しいです。オススメ！

（その他）
・字幕版で観ましたが、英語台詞の字幕が画面下に出るのに対して、ナヴィ語台詞は左右に縦組で出るので、二言語の掛け合いシーンは字幕を追うのが大変でした。吹替え版の方が落ち着いて観れるかも。

・木の根っこがどーこー言ってたんで、あの森自体がトランスフォームするかと思ってたのになー。

・見所のもう1つはシガニー・ウィーバーたんのヌードです。

・ジャングルの奥地で現地人の王様になる、というのも『地獄の黙示録』といえなくもない。ホラー！

地獄の黙示録 特別完全版 [DVD]

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