爆音映画祭で「マルホランド・ドライブ」
爆音映画祭で「マルホランド・ドライブ」を観てきました。爆音も初めてなら、会場の吉祥寺バウスシアターも初めて。
で、問題の爆音っぷりですが、....これが超凄かった!「ちょっと音が大きいくらいだろう」とタカをくくっていたらレゲエのサウンドシステム級のすさまじい音圧に圧倒されっぱなし。
今回観た「マルホランド・ドライブ」は一般的な音楽ではなく低音のノイズが映像にかぶせてあるシーンがたくさん存在してる。ソレは普通に観たら「何となく聴こえる」というレベルなんだけど、爆音仕様だとそのノイズが生き物のように観る者を襲ってきてどうしようもなく不安な気持ちにさせるのだ。「ファミレスの裏から...」のシーンとか怖過ぎて泣きそうになったよ!
大音響の中で、かつて見たことのある映画がまったく新しい映画として蘇ってくる…いわば“映画の再生”の瞬間を経験すれば、十分な音の迫力が、いかにさらなる魅力的な作品に押し上げてくれるのかが実感できるというもの。この喜びこそが<爆音映画祭>の存在意義だ。
クラウザーさんも轟音シャウト、<爆音映画祭2009>開催決定 | V.A.(映画) | BARKS音楽ニュース
「まったく新しい映画として蘇ってくる」というのはまさしくその通り。こればっかしは体験しないと分からないね。これ、リンチ本人に観せたいなぁ。絶対気に入ると思う。(その後続けて「デス・プルーフ」と「ゾンビ」も控えていたけど、続けて観たら耳が壊れそうだったんでおとなしく帰りました)
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