AKIRA(Blu-ray)


Akira Blu-ray (1988)


USから「AKIRABlu-ray到着。テキストが英語であること以外は中身はバカ高い日本盤と同じ(ハズ)。US盤でもブックレットが付属していたと思うが、初回限定のみだったのか付属してなかった。


何はともあれ最大のウリである「ドルビーTrueHD 5.1ch 24bit/192kHz」を聴いてみる。事前情報ではAVアンプの機種によっては適切にデコードされずフロントからしか音が出ないといった不具合があった(こちら参照)ようなので、PS3のデコードがうまくいくのか自信がなかったんだけど、あっさり再生できた。AVアンプ側でも「PCM 192kHz」表示を確認。音声レートだけで、15〜16Mbpsというアホみたいな情報量。


ウチのAVアンプやスピーカーでは最大限のパワーは引き出せていないとは思うけど、音の良さは実感できるし非常に楽しめました。芸能山城組の音楽は超燃えるなぁ。らっせーら、らっせーら!爆音映画祭で「AKIRA」観たら楽しそう。


身もふたもないことを言うと、日本語のアニメのセリフってちょっと苦手でどうしてもわざとらしく聞こえちゃう。マンガのセリフで「"さん"をつけろよ、デコ助野郎!」とか読むと「かっちょえー!」って思うけど、いざ実際にしゃべられるとちょっと引いちゃうみたいな。なので、理想はセリフなしで音楽と効果音と映像のみで観たい(聴きたい)。


英語字幕や英語吹替えが色々新鮮。先の「"さん"をつけろよ、デコ助野郎!」は「That's "Mister" Kaneda to you, punk!」だった。なるへそ。


今回10年以上振りに見直しましたけど、モロに「ブレードランナー」意識してるのに今さら気がついた。高層ビルの描写とか、空を飛ぶネオンがいっぱいの広告塔とか、「ドーン」という音楽とか。ラストの「2001年宇宙の旅」もモロ。


パステル調の色が大目なのは80年代っぽくってやっぱり古くさく感じたけど、Blu-rayの恩恵か金田のバイクの赤がこれ以上ないくらい鮮やかだったのには感動。やっぱり買って良かった。満足。


その他
1)アニメファンって何であんなに「絵コンテ」をありがたがるのか分からん。
2)タイの反政府ゲリラのニュース映像が、「AKIRA」のワンシーンに見えてしょうがない。
3)意味もなく「文庫版AKIRA」とか「豆本AKIRA」という企画を出したい。
4)DVD-Audio版(4.1ch!)のサントラとかあったんだ。欲しいけどもう入手は難しそうだなー。

Symphonic Suite AKIRA 2002

Symphonic Suite AKIRA 2002