肝心なモノが飛び出さない-「ブラッディ・バレンタイン3D」


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バレインタインの日、炭鉱夫のトム(ジェンセン・アクレス)は同僚5人を炭鉱に生き埋めにしてしまう大規模な事故を起こしてしまった。悲劇から10年後、自らが引き起こした事故のトラウマに悩まされ街を出ていったトムが帰郷する。そんなバレンタインの夜、炭鉱夫のスタイルでつるはしを持った殺人鬼が街を恐怖に陥れる。


バレンタイン・デーに「ブラッディ・バレンタイン3D」を観に行きました。


↑この一言が言いたいが為だけに観に行きましたよ。そもそもオリジナルの「血のバレンタイン」観てないし。


この映画のウリは何といっても「3D」なわけですけど、これは結構楽しめました。最近の3D技術って凄いのね。予告編で「U23D」(U2のLIVE映像の3D映画)を観たけど「これ、3Dにする意味あんの?」と思ったのに対して、本作はその意味ありあり。殺人鬼の武器であるツルハシが目の前に迫ってくるのはすごく効果的で楽しめました。ゴア描写もがんばってます。


日本の映画会社はこの映画をカップル向けにしようと思ったのか、キャッチが


「体感せよ!世界初!!デジタル3Dラブホラーアトラクション!!!」


でした。...何だよ「ラブホラー」って。


劇場に行くまで気がつかなかったけど「すべて吹き替え版」になってます。エンディングテーマも日本の歌に差し替え。これって「3D映画に後づけで字幕を追加できない」ってコトなのかなぁ?


単純なスラッシャーではなく「スクリーム」みたいな「犯人は誰?」という要素があったのでアレコレ考えながら観てましたが、あのオチはどうなのよ?全然「ラブホラー」じゃないし。


そんなわけでツルハシとか目玉とか内蔵とかが景気よく飛び出したのは良かったんですが、「おっぱい」が飛び出さなかったのが残念でした。